鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

4月30日から5月9日までの情報提供

2020年05月09日 14時41分05秒 | Weblog

4月30日から5月9日までに鈴鹿市に情報提供をしたことを掲載します。

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■情報提供について

4月28日 「オンライン学習と自宅学習について」

・・ 今後の家庭における児童の学習ですが、多くの課題があると思います。機器や通信環境があっても、どのように学習をするのかに取り組んでいないため、まず導入から児童・生徒のハードルをどうするのかの課題。家庭での保護者の支援と、それによる保護者負担の発生も課題になると思います。

 機器や通信環境が整備されていない児童・生徒については、他の教育課題も存在している可能性が高く、一概に家庭学習ということは難しいところもあるのではないかと思います。学童保育に負担をかけることはできませんが、特例的に学校で学習支援を検討して頂いてもよいのではないかと思います。

 オンライン学習のあり方が問われる場面は増大すると思います。その際、学校、教員だけで子どもの学びを抱え込もうとしてしまうのではなく、民間事業者や、インターネットを介した学習支援を行ってもらえる人材を、市民はもちろんですが、三重大学生などにも働きかけてはどうかと考えます。

中教審ではこのようなことが議論されています。
 
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5月1日 経済産業省の委託事業「産婦人科オンライン・小児科オンラインの無償提供を開始」
 
 
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5月2日 フェイスブックのグループ紹介
 
・・浦崎太郎先生の講演会「withコロナ時代に、高校と地域が打つべき一手とは」に参加しました。参加者は学校関係の方が多く、コロナの影響の中での探求学習や、オンライン授業などみなさん苦慮されていることを感じました。
鈴鹿市教育委員会でも同様ではないかと思います。
県教委や文科省などからの指導などもあるかとは思いますが、やはり現場の方々の声などを聴き、SNS上で現場の方だからこそわかること、聞けることを共有して頂いてはどうかと思います。講演会内のチャットで流れてきたことで、フェイスブック上に以下のようなグループがあるようですので、フェイスブックアカウントをお持ちの教育委員会の先生のどなたかがグループに登録申請されてはどうかと思います。
 
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5月3日 国連・子どもの権利委員会の「新型コロナ感染症に関する声明」
 
・・国連・子どもの権利委員会では、4月8日に「新型コロナ感染症に関する声明」を出しているということです。内容については、リンク先をご一読いただければと思います。現在も、鈴鹿市として子どもに関係する施策の取り組みは、保護者支援も含めて多様にされているとは思いますが、できれば、いま一度、この声明の内容を踏まえて頂ければと思いますし、鈴鹿市としてもこの声明の考えに沿っているというのであれば、その点を前面に出して頂いてはどうかと思います。
ウィズコロナ、アフターコロナの時代の主役は、若い世代であること、子供たちであることを意識して頂ければと思います。
 
■ARC 平野裕二の子どもの権利・国際情報サイトより
 
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5月7日 NTTデータ「地方公共団体向けにAI-OCRサービスとRPAソリューションの無償提供を開始」
 
 
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手作りマスクから見える光

2020年05月09日 00時00分54秒 | Weblog

 全国的なマスク不足から一転、不織布マスクについても高騰した価格が平常に近づきつつあると聞くところです。それと同時進行するかのように、新型コロナウィルスの感染拡大のスピードも落ちてきているように感じるところです。感染拡大についてはまだまだ安心できる状態ではなく、十分に注意と警戒は必要なところですが、それでも良い兆しが見えているように思います。

 これまでの間に、いろいろな課題が出てニュースにもなっていますが、政府が4月7日に全国の世帯に向けて、一住所あたり2枚ずつ布製マスクを配布することを閣議決定、4月17日から郵送での配布がはじまっています。ですが、昨日フェイスブックで少し話題として書き込んだところ、多くの方からまだ届いていないという書き込みを頂きました。そうすると、他の方の投稿でも、私の書き込みへの投稿の中でも、厚生労働省のホームページにある「布製マスクの都道府県別全戸配布状況」のリンクを貼ってくださる方がいました。

■厚生労働省:「布製マスクの都道府県別全戸配布状況」

 5月8日時点、こちらに書かれている状況を見ると、東京都で4月17日配布開始とされている以外、46道府県については“準備中”となっています。私の書き込みに対するコメントの中で、その東京都の中でも、まだ配布されていない区や市があるようで、いったいどのような状況なのかと考えるところです。

 一方で、政府によるマスク全戸配布のニュースが、転売利益を目的としたマスクの囲い込みをしている人たちに対して、損を出す前に売り切るという動きにつなげさせ、冒頭に書いた価格を押し下げることになった可能性もないとは思いませんが、全国的に配布されていない状況を考えると、可能性はゼロではないけれども、大きすぎるものではないように思います。そのことと、感染拡大のスピードが落ちていることを考えると、別の要因があると考えたほうが良いのではないでしょうか。

 いくつかの要因があると思いますが、マスクを自作される方が全国的に増えたことは、ひとつに入ると思います。

 マスクが手に入りにくくなったということだけではなく、感染予防ではなく、感染拡大を防止するためにということが拡がったことが、手作りの動きを加速させたと思います。写真は、せっかくなので地元鈴鹿の伊勢型紙で染めた小紋柄の布で作っていただいた手作りマスクです。自宅では、うちの奥さんが自作マスクづくりに取り組むなどしていましたし、実際に布製の自作マスクを着用している方を多く見かけます。フェイスブック上でも「GIFUマスクコレクション2020」というグループを立ち上げ取り組んでいる方々もいらっしゃいますし、このような動きは、いろいろな素材の利用などを含めて全国的に広がっていると思います。

 そう考えると、国の政策ではなくこの動きこそが、マスク価格を落ち着かせ、感染拡大のスピードも遅らせていることに関係していると思います。

 市中で自作でマスクをつくる人が増えたり、不織布マスクの生産が増えれば、需要に対して供給が追いつくことになり、品不足や焦燥感から高騰していた価格が下がるでしょう。すると、転売を目的にした人たちが損を出さないために、在庫を売り抜けようとして価格を下げることになります。つまり、全国的に政府配布のマスクが届いていない中で、マスク価格が下がったということは、不職布マスクの生産が動き出しただけではなく、家庭などでマスクを自作する人が増えたことと、民間事業者でも多様な素材で手作りマスクの製作をするところが増え、そちらのシェアが増えたことがあったから、と考えるのが自然ではないでしょうか。

 また、感染拡大のスピードが落ちたことについて、マスクをつくるという作業などを通じて、感染症拡大を予防する主体的な意識が拡がったこと、そして作った方がマスクを配布されたりすることで、意識の広がりにも寄与したのではないかと考えられます。それが感染拡大のスピードを遅くすることに、一役かっているように思います。

 もちろん、検証が必要な事項とは思いますが、可能性は非常に高いのではないかと思います。

 とはいっても、手作りマスクから考えられることは大切なことと思います。それは、誰かの動きに依存しなくても、自発的な動きが結果につながるということです。市民として主体的に社会課題に向かうとき、皆さんの行動によって、理想とされる結果にしていくことができることは、これから想定される混迷の時代の中で非常に大切なことだと思います。

 当然、政治家が安易に皆さんの意志を利用し、都合よく自分たちの結果や成果にしようとすることは否定されるべきです。政治家がするべきことは、市民の皆さんが主体的に取り組もうとすること、そのような意思を持てるための生活ができるようにすること、それらを支える制度や施策を考えて実現することです。

 このように自分なりにいろいろ考えると、今回の手作りマスクの動きから、これから先の社会に向けての光が見える気がします。

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