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饒舌の山根と沈黙の田中、マスコミ対策は田中の勝利か

2018-08-07 09:38:15 | リスク管理
日本ボクシング連盟の山根会長がマスコミに顔をだし反論を始めたが、結果はと゜うも裏目に出そうである。今まで山根会長を支持してきた理事が辞任し、山根会長の退陣を迫る情勢になってきた。

この原因は各局が山根会長の反論を面白おかしく伝えたことによる。

この結果を見るとやはりマスコミに出て反論したのは失敗だったようである。その原因は二つある。

まず一つは山根氏本人が問題だと思わず公表した内容が世間では問題行動として受け取られたことである。ヤクザとの交際を認めたことや、審判の判定に影響力を行使したことを認めた言動などは特にそうである。

これらの内容を各局から批判的に報道されては、どんなに強固で閉鎖的な権力構造であっても揺らいでしまう。

また、テレビ局に視聴率がとれそうな材料を与え、結果として一斉に報道され、国民の耳目を集めたという点でも失敗である。

一方の田中理事長の沈黙戦略は今のところ成果を上げている。本人の反論という材料がでてこないので、テレビ局も視聴率がとれそうな番組をつくれないでいる。

日大内部の抗争については知る立場にはないが、攻撃側も今のところ次の矢をうてていない。田中理事長はこのままマスコミにでないことで、この危機を乗り切れるか、今後、マスコミのターゲットになった場合の対策を考える上で大いに参考になるのではないだろうか。

もし、このまま逃げ切るようであれば、今後マスコミの取材等には一切応じないというのが最も正しいマスコミ対策として認知されるだろう。

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