日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本。国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

小池百合子はどこで間違えたのか

2017-10-25 13:48:45 | 希望の党
選挙で希望の党が惨敗したが、その原因として指摘されているのは小池百合子の「排除」という言葉と代表につきながら立候補しないという中途半端な態度である。

特に、民進党が解党したにもかかわらず、党員を全員受け入れるのではなく、排除という強い言葉を使い踏絵を踏ませて選別したことが多くの国民の反発をかったとされている。

ではどうすべきだったのだろうか、突然の解散と民進党の解党、これらは小池百合子にとっても想定外であった。

候補者が絶対的に不足している状況で、突然持ちかけられた民進党との実質合併。しかし、民進党候補を全て受入ることは、不人気の民進党が看板を変えただけとみなされる。

それを避ける意味でも、政策による選別は避けられないものであった。

仮に全て民進党候補者を受け入れたとしても、民進党が看板を架け替えただけ、野合という批判が上がり、勝利することは難しかっただろう。また、勝利できたとしてもその後内部対立を招き結果的に民主党政権のように動きがとれなくなってしまう。

表現はともかく、政策の異なる者を排除するという小池氏の方針は間違ってはいない。

そもそもの間違いは前原と妥協し、民進党議員を原則受け入れる、という約束をしたことにある。

安倍総理が早期解散した時点で希望の党が政権をとるという選択肢はなくなった。あまりにも準備不足だったのである。

今回の選挙は次回選挙の準備段階という位置づけにすべきであった。突然の民進党解体に目をくらまされ、変な欲をかいたことで致命的なダメージを受けてしまった。

今回の選挙では最初から希望の党として入ってきた候補者だけを立候補させるべきであった。民進党が解党したとしても全員受け入れるかのような約束はせず、民進党の中で希望の党と同じ意見を持ち、入党を希望するものだけを受け入れるべきであった。

そうすれば、おなじ50人程度しか当選しなくても、希望の党への期待が裏切られることなく、次に備えることができただろう。
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小池氏のリベラル排除は正しい。日本のリベラルは武力を持たなければ侵略されないと夢想する「ゆとり」ばかりで日本の安全には有害

2017-10-04 10:00:36 | 希望の党
小池氏の民進党リベラル派の排除に対する批判が高まり、枝野氏が立憲民主党を作ったことが小池氏の失敗とマスコミ等では評されている。

しかし、北朝鮮や中国による安全面の脅威を考慮すればリベラル派の排除は正しい選択である。

日本のいわゆるリベラル派と世界のリベラル派には大きな違いがある。海外ではリベラル派と称される人々もしっかりと現実を見据えており、軍備を持たなければ戦争に巻き込まれることはない、というような神話を信じている者はいない。

しかし、日本のリベラル派は憲法9条を守り、日本が軍備を持たない丸裸でいれば、例え相手が北朝鮮のような独裁国家や中国のような共産主義国家であっても、日本が攻撃されることはない、と何の根拠もない戯言を主張している者が大部分である。

多分、北朝鮮からミサイルが飛んできて東京が破壊されても、彼らは想定外とつぶやくだけだろう。

日本の安全がアメリカの軍事力に依存しているという客観的な現実から彼らは目をそむけている。アメリカ軍基地がなく、日米安保条約がなければ、尖閣などはとっくに中国に占領されている。

アメリカの軍事力に依存するのではなく、日本独自で自分の国を守るべき、というのは検討すべき意見である。

しかし、軍事力を持たなければ相手が攻撃しないでいてくれる、というのは考慮すべき意見ではなく、ただの妄想にすぎない。

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小池氏の民進党議員選別は正解、大同連合で政権をとっても失敗するだけ

2017-10-03 10:22:50 | 希望の党
マスコミ等では小池代表が民進党議員を排除すると言ったことへの批判が多い。せっかく野党連合で政権がとれる機会を逃した。小池独裁、恐怖政治等々である。

しかし、このような批判は無視するべきである。

右から左まで全く意見の異なる野党が大同団結し政権をとっても長続きしないだけでなく、迷走するだけなのは過去の細川政権や民主党政権が証明している。

仮に大同団結で政権がとれたとしても、何の成果もあげられずまた自民党政権に戻るのが関の山である。

新しい政権は自民党にかわり継続的に日本を担える政権の必要がある。その為には構成員の政治信条はある程度統一されていることは望ましく、その意味で小池氏が踏絵を求めたことは正解である。

今回の選挙での勝利は自公を過半数割れに追い込み、安倍の独善的な政治を終わらせることでいい。本当の勝負はその次であり、若狭氏の発言もそのあたりの本音がでたものである。

北朝鮮や中国の脅威を目の当たりにしながら、いまだに安全保障面で子供のようなことを言っている連中を排除することは日本の政治を任せられる政党になるには絶対に必要である。

その意味で現実を見ようとしない民進党左派が立憲民主党という形でまとまったのはむしろ望ましい展開である。
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