日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本。国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

経済を縮小から成長に変えただけでも安倍氏には国葬の資格がある。

2022-08-01 10:14:41 | 政治
安倍元首相の葬儀を国葬にすることについては野党を中心に反対の声が多い。しかし、安倍氏の功績は歴代首相の中でも特筆すべきであり、十分に国葬に値する。

安倍氏以前の日本と言えば、1997年以降名目GDPは減少を続けていた。1997年に543兆円あった名目GDPは橋本内閣の消費税増税により失速し1999年には528兆円まで低下した。

小渕内閣の努力で2000年には一旦535兆円まで回復したが、森内閣の愚策により再びGDPは低下し524兆円まで低下した。小泉内閣の国民に犠牲を支払わせる政策によりGDPは一旦539兆円まで回復したが、その後の第一次安倍内閣、福田、麻生の短命政権の間にGDPは495兆円まで低下した。

政権交代した民主党内閣は期待されたが、名目GDPは505兆円から500兆円まで低下した。

2014年12月に成立した安倍内閣は2020年9月まで続いたが、その間に名目GDPは518兆円から2019年の558兆円まで回復し、日本は過去の名目GDPを上回ることに成功した。

経済をようやく停滞から成長に変えることに成功したということで日本でも成長が可能であると国民に示したことは安倍内閣の功績であり、十分に国葬に値する。
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岸田の聞く耳を持つとは利権団体の言うがままに動くことか

2021-12-22 09:53:15 | 政治
子ども政策は「たこつぼ」行政の典型である。子どもの貧困対策は内閣府、犯罪保護は内閣官房、性的搾取は警察庁、虐待は厚生労働省が所管し、閣僚会議も別々に運営されてきた。

子ども政策の司令塔こども家庭庁創設の基本方針が決まった。基本方針はこれらの政策や大綱、会議をこども家庭庁で一元的に掌握し、専任の担当閣僚に他の閣僚への勧告権限を与えると明記している。

縦割りを打破し、いじめ、虐待、不登校、貧困など多岐にわたる子どもの課題に一元的に対処するというのがこども家庭庁創設の狙いだった。しかし、縦割りの象徴とされる幼稚園と保育所の一元化は今回も実現しなかった。 文科省の反対に押し切られたのである。

今回の決定に岸田首相が取りまとめに向けて指導力を発揮した形跡はない。どうやら岸田総理の「聞く耳を持つ」ということの意味は圧力団体や利権団体の意見に耳を傾けるということらしい。
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日本共産党は何故未だに共産党なのか

2017-11-07 09:57:19 | 政治
ソ連共産党が解体した後、世界で共産主義を唱える国家は中国、北朝鮮、ベトナム、キューバの4ケ国である。

マルクスが共産主義を提唱した時には、資本主義の最も発達した国が共産主義国家に向かうということであったが、最も遅れた資本主義国であったロシアが最初の共産主義国となった時からこの予想は外れている。

現在の共産国を見ても。キューバや北朝鮮はマルクスの描いていた姿とは程遠いし、中国やベトナムにしても実質は共産主義を唱える政党が独裁権を持っている資本主義経済の国にすぎない。

もはや、共産主義の理想は失われ、実現すべき共産主義の理想は存在しない。

先進国の日本で共産党は何を目指して共産党と名乗り続けるのだろう。今回の選挙でも例によって共産党は多くの候補者を擁立したが、結果はごく少数の当選しかできなかった。

これは当然のことである。日本国民にとって中国や北朝鮮を想像させる共産主義という言葉には何の魅力もなく。投票する気にならない。

共産党は多くの資金と多くの労力を浪費し、選挙ごっこを楽しんでいるかのようである。

奇しくもマルクスは労働価値論を唱えながらも、如何に労働力を投下しても使用価値がなければ、その労働は価値を産まないと言ったが、共産党の選挙運動などは正にマルクスの言葉通りである。
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自民非公認の小池氏勝利が証明する、待望されている民進でも共産でもない反自民勢力

2016-08-01 10:52:23 | 政治
予想通り東京都知事選挙で小池百合子氏が当選し
た。

勝利の原因はいろいろ言われているが、自民党都連
の高圧的な態度が反発を招いたことが勝利の一因で
あったことは間違いない。

しかし、それだけなら野党共闘候補である鳥越氏の方
にもっと票が流れてもよかったのだが、それはなかった。

安倍自民党が独走し、強引な憲法解釈の変更に代表
される憲法軽視の動きが顕著になっている中、自民党
支持者であった伝統的保守層の中にも危惧を抱く者
は少なからず存在する。

しかし、本来はその受け皿となってもいい野党第一党
の民進党は民主党政権時代の失敗を検証し反省す
ることなく、従来と何ら変わり映えのしない主張をして
いるだけでなく、無節操にも全く政策の異なる共産党
と共闘する始末であり、全く受け皿としては期待でき
ない。

結果的に自民党員でありながらも、自民党と袂を分か
った小池氏に支持が集まったのである。

国民は自民党に対抗できる健全な野党勢力を待望し
ている。しかし、民進党に対しては誰もそれを期待し
ていない。

岡田は勿論、野田や前原、細野、長妻、枝野、安住、
玄葉等、民主党政権時代の失敗に関係する人物が
全員党の責任的地位から去らない限り、非自民勢
力の受け皿とはなりえない。

一刻も早く、新しい受け皿としての野党勢力の改編
が期待される。
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政治家小池、官僚増田、タレント鳥越の勝負なら小池が勝つべきだろう

2016-07-25 10:52:55 | 政治
いよいよ、東京都知事選挙まで1週間を残すだけ
である。

誰が勝つかは東京だけでなく地方でも注目を集めてい
る。

今回の有力候補者はその対比が明確であり面白い。

小池候補はその立候補の過程から政治家そのもの
の対応である。舛添の退陣をチャンスと捉え、都知
事への立候補を決定した。しかし、自民党都連が自
分を推薦しないと見るや、直ちに立候補を表明し裏
工作による圧力を受ける前に既成事実をつくってし
まった。
さらに、自民党除名のリスクを冒しても自分の意思を
貫く行動は政治家そのものである。

一方増田氏は対照的である。自らは立候補の意思を
示さず、自民党からの要請を受けた後も、区長会や市
村長会の推薦を求め、それがあってようやく重い腰を
上げた。正に官僚そのものという対応である。自分の
意思ではなく他から推戴され出馬するという、古き日本
の指導者のあるべき姿をなぞっている。

官僚的なうさんくささを感じるのは私だけではあるまい。

鳥越氏は野党統一候補として立候補した過程、知名
度頼りの選挙戦術を見てもタレント候補そのものであ
る。
政策面での具体性には乏しく、知名度を活かしボロを
出さないという戦略に終始している。
そもそも政策の全く異なる野党共闘という馬に乗り、具
体的な政策など遂行できるはずもない。

東京のような伏魔殿というべき巨大な官僚組織に切り
込むことができるとすれば、候補者の中ではしたたか
なことで有名な政治家小池百合子しかあるまい。



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