識別目的で割り当てられた「シリアルナンバー」。よくDUCATIでも限定生産の場合、使われますねっ。
まっ、車体番号が有る以上、わざわざプレートを誇らしげに飾らなくても識別は出来るのですが・・・。
そんなミシンも例外ではなく、工業製品である以上「シリアルナンバー」が有ります。
普段は行商の折、客寄せ程度で露店先に置く「シンガーミシン」のカマ部分。
決まり文句は「動きませんよ。インテリアとしてどうぞ♪」が実は、「コレっ、ひょっとして動くのでは?」と
行商中の暇な時に裏側の駆動機械部分をゴソゴソ。。。
先日、暇な折に少しレストアでもしてみようと思い、本格的にゴソゴソしだしたら動くように。
途端、「売るの止~めたっ!」で磨きにかける。(まったく、商売っ気なし・・・)
そして、手元に置くとなると、色々と調べたくなる分けでして。。。
やっと入手した「シンガー」の製造年と生産工場表で確認すると、1927年にスコットランド(クライドバンク工場)
で生産されたことが判明。。。
85年か・・・。
シンガーミシン特有の下糸のボビンケース用ハウジングが大きいため、そのまま置くと傾いてしまうカマ部分。
そのため急遽、木製の脚を付け水平に飾れるようにする。
結構、装飾ペイントが落ちてしまって錆や剥げが目立つけど、これが又アンティークシンガーの味のあるところ。