カメラが何たるかも分らず、兎に角「蒸気」を撮りたくてお年玉やこずかいを貯めて中学生の頃
初めて買ったのがPEN。
週末の部活をたまにサボリ、モノクロフイルム数本をポケットに入れ駅まで自転車で走る。
鈍行列車に飛び乗り、鉄道ジャーナルに当時記載されていた貨物列車のダイヤをチェックしながら
目的地の最寄り駅に降り立ち、息が切れるほど歩き撮影ポイントに到着。
見るからに高価そうな一眼レフを三脚に立て、待ち構える大人たちを尻目に端っこで
遠くに聞こえる汽笛を合図に精神を集中させ、構図に入った途端、息を止め手動でチャージ
出来る限りのシャッター数を切りまくる。
今から思えば、当時の中学生の頃の方が構図のセンスは有ったかも・・・。(笑)
あれから40年。
念願の今時のPENを入手。
とは言っても今から5年前に23年の沈黙を破り衝撃的に復活したPENシリーズ・デジタルカメラ
第1号機である「E-P1」。
当然、中古品。
既に中古市場では容易に手が届く価格帯に落ち着いて来たものの、状態の良い初号機も少ない。
そんな中、やっと見つけた「E-P1」。(今ではE-P5まで発展してますから4世代前)
定番のライカ風革張りを施し、雰囲気は抜群。
でも何故か最新型にはあまり興味がなく、懐具合のせいもあるのですが普段のデジイチも何と
「X2」のまま。(こちらも今ではX7まで発展して5世代前)
カメラも車やバイク同様、毎年のように新型に発展して行きますが、「コレや!」「コレじゃないとダ゛メ」
みたいに愛着が湧いちゃうと手放せない。そんな性格なんですよねぇ・・・。(笑)