土間コンクリート打設が終わったところで所々、小さなブロック造の基礎を造らなくてはいけないため
振動ドリルで土間に穴を開け、アンカーを打ち込みダイヤモンドカッターで高さを半分に切断したブロックを並べて行く。
この作業は土花吉が担当し、土花吉の妻は?てぇ~と、解体撤去の折に残してあった土壁の土に
水を加え粘土状にする作業から始める。(竹小舞は事前に麻紐で編んだりして補修済)
考えてみれば、55年前に同じく粘土状だったものが又、同じ粘土状になるのかとの心配はあるものの
そこは自然界の土。ちゃ~んと戻ってくれます。(この土自体、今では貴重なものなのですが・・・)
そんな、泥んこになりながら欠損箇所の補修を行う土花吉の妻。
竹小舞が表裏とも露出している部分は片面を塗り込み、裏面にはみ出た土を足代わりにしなくてはいけないため
表面が乾燥してから裏面を塗る(裏返し)作業となる。
初めてにしては上出来っ。。。(経験上、この土壁ってのは結構、乾燥に時間が掛かる筈・・・)
昔は土塗り壁の家屋も設計しましたが、今ではしませんねぃ・・・。