畳や建具を取り除き、いよいよ解体作業へ取り掛かる。
使える材料は出来るだけ残し、再利用をするという主旨の元で作業は進めるが
今回の「製作工程」の中では一番の難所となる。
上の写真に映る縁側や廊下の床に使われているのは、今ではあまり見かけない「アピトン材」。
当然、再加工の上再使用予定。
土塗り壁については土と竹木舞を選別し産業廃棄物処理。土嚢袋にして約40袋もの土を運び出す。
こちらも今後の土壁修復用にと土と竹は少し残しておく。
しかし、残せるもは残しておくとはいえ、廃棄しなければいけない物の量が半端なく多い。
毎日が廃棄物との戦いの日々に明け暮れる。
設計図は一応はあるものの、時として解体して初めて判明することもあり、中断も余儀なくされる。
天井部分の解体も終わり、いよいよ床部分の解体。
床を捲り、障害となる基礎部分をハツって行く。
継続してのハツリ作業が出来るのはせいぜい小一時間程度。土花吉の体力の無さが露呈される・・・。
「はつりガラ」は廃棄処分するのではなく、土間下に敷き詰め廃棄量を出来るだけ減らす。
ここまでで約2週間。。。次の製作工程「地業」へ続く。。。