モト2クラスでも背筋が凍るようなレース中のクラッシュがあったかと思えば、それはモトGPクラスでも起きてしまった。
最高速で勝るドゥカティとKTMがレースを引っ張る中、やや後方の8番手争い中のザルコとモリビデリが時速300km/hで接触。
ザルコのドゥカティ機は粉々になり飛び散り、モルビデリのM1機は原型を留めたまま宙を舞いながら、少し前方を走る
減速後の右コーナーリング中のビニャレスとロッシの方へ飛んで行く。
モルビデリのM1機は丁度、ビニャとロッシとの少しの隙間をかすめて行き。
ザルコのドゥカティ機はビニャの僅か頭上をかすめて行く。
全くの幸運と言うか、誰一人命に関わるような事故にならなかったことが幸い。
ビデオでもロッシとビニャが僅かコンマ何秒の内、出来る限りの回避行動に出ていることが分かり、この辺は
やはり通常の人間ではないことがよく理解できる。
一方、レースの方は赤旗前の段階まで順調に飛ばしていたエスパーKTMが赤旗中断後の第2ヒートでは失速し
オリベイラと同士討ちのクラッシュ。
やはり、ここは最高速が勝るドゥカティが有利。2位を走っていたミラーは最終コーナーで鈴木ミルに抜かれるも
先頭を走っていたドビが昨年に続き優勝。ドゥカティワークス離脱発表後の優勝で何だか違和感が残る。
では決勝結果。。。
尚、次戦もここオーストリアで第6戦が行われ、決勝は23日(日)となります。。。