やはりレース後に色々と問題視される赤旗の原因をつくった「ビニャーレスの飛び降り」。。。
「飛び降り」自体より、むしろ何故走り続けたかが問題視されている。
実際、レース序盤の段階でラインから外れ、スローダウンしていた映像が国際映像でも映し出されていた。
承知の通り、最高速で最も劣るヤマハM1機。そんな遅いマシンを速いマシン並みに走らす手段はただ一つ
ストレートエンドのコーナー手前のブレーキングを速いマシンより出来るだけ遅らせることしかない。
当然、遅らせる分ブレーキングはハードとなりブレーキは酷使され、タイヤに及ぼす影響も大きくなる。
多分、そんな具合で不調なんだろうなぁ~と、素人はいつもヤマハを観ていたわけですが今回、特に
鈴木リンスなんかがヤマハを非難しているようで。。。
「深刻なブレーキに問題があるのであれば、飛び降りる前にピットに戻るべきだった」と。
そりゃ~赤旗が出るまでチームメイトのミルは先頭を走ってたし、自身も5番手につけていた。
ちょっとひねくれた解釈をすると、今やヤマハ機の限界説の元凶ともいえる「直4エンジン」。
同じ「直4」を使う鈴木機の方がヤマハ機より最高速で5km/hは速いという現状に、「そんなブレーキを
酷使する遅い直4マシンはとっととピットに戻りやがれ」ってな感じでしょうか・・・(笑)
まぁ~、今回の「飛び降り」については賛否両論、迷惑を被った者と運を手繰り寄せた者等色々。
因みに今回の「飛び降り」について、ビニャーレスにレーシングスーツを供給するアルパインスターの発表によると
飛び降りた時点の車速は時速218km/h。飛び降りた時の衝撃は何と23.45G(体重70kgとして約1.6t)
瞬時にエアーバックが作動し、コース上を4.8秒間滑り、1.9秒間転がったことになっている。
何はともあれ、怪我人が出なかったことが幸いのここ数レース。
多分、次戦ミサノでは色んな話し合いがもたれると思われます。