椅子の話ばかりで、別に椅子屋さんでもないのですが。。。
カリモクKチェアから遅れること約6年、1968年(昭和43年)に、より座り心地を重視し重厚感も与え、
贅沢な総張りで誕生したのが「ロビーチェア」。
その名の通り、ホテルのロビーや官公庁のロビー、総合病院のロビーにはたまた大きな会社の上等な応接室のチェアとして活躍。
今でも復刻版の「カリモク60」からは販売はされている人気商品の一つ。
では?あるのですが、その大きさに欲しくても躊躇してしまうらしい。。。
確かにその大きさ:W750×D780×H730。玄関のドアからは入るけど、廊下の角で閊えてしまう・・・。
何とか部屋の入口まで辿りついたけどドアから入れることが出来ない等々・・・。
そこで、決してカリモクの回し者でもない土花吉が一つ裏技を。
先ず、ロビーチェアをひっくり返してもらいます。モデルはカリモク60製ロビーチェア(今では廃番のアイボリーホワイト)
次に肘掛け部分に脚が着けられている構造ですが、その辺りの裏地(不織布)のステップルを抜き、裏地を捲ります。
下の写真程度で十分です。
捲ったら内部を覗き、13mmのナット(座金付き)で止めてある所が左右2ケ所あります。
それと背もたれの内部にも1ケ所あります。
この3ケ所のナットを緩めて外してもらえば、下の写真のように肘掛部分(脚共)を外すことが出来ます。
肘掛け部分の幅が約10センチ。この段階で幅65センチまで、両方とも同じ作業で外せば約55センチまで抑えることができ
これで大概のドアから搬入可能かと思います。。。
当然、搬入後には組み立て設置作業がありますが、Kチェアとは違い総張りのソファなので分解できないと
思っておられる方が多く居られるようなのでご参考までに。
ところで、何故ロビーチェアがって?・・・。
少し手を加える機会があったので、いつもの興味本位で分解しちゃいました。(笑)