昔「AELLA」から内圧コントロールバルブが開発販売された折、「内圧コントロール?バルブ?んなもんは邪道よ!」
「ドカ(916)には乗り方があるんよ、乗り方が!」
「シフトダウン時の強烈なバックトルク?んなもん一度アクセルをあおってやなぁ~・・・」
(確かに916のバックトルクは尋常じゃない。乗り始めの頃はコーナー進入時に何度もリアからスリップダウンしそうになった・・・)
な~んてほざいていた割には加齢には勝てず、「もう少し乗り易くなったらいいなぁ~」で、
初期型AELLA製(対策品)内圧コントロールバルブが中古で安く入手出来たので、取付け作業を始める。
因みに、ブローオフバルブ共で見出しの写真の部品、その価格¥5.5万円程はする。
入手段階で京都のドカ京/カスノモーターサイクルのこの度、社長に就任した「A氏」に電話で取付け依頼を相談するも
「んなもん出来ますって、土花吉さんなら」の一言でお仕舞。
ってことで早速、リアシートカウルを外し、続いてガソリンを抜いたGタンクを外して哀れもない姿になった916土花吉号。
エアーボックスにも「ブローオフバルブ」用の穴(20mm)を開けて取り付けなければいけないのと、エアーボックス下の
ブローバイボックスも外さなければいけないので、ファンネルを外し取外す。
久方に観るインジェクター。一応は養生テープで保護をしておく。右側の黒いボックスがブローバイボックス。
続いて、「ブリーザータワー」を外す前に「ブローバイボックス」を外し、「ブリーザータワー」をこれだけの為に買ったベルトレンチで外す。
外した「ブローバイボックス」と「ブリーザータワー」。
それぞれをこの際、観察してみると「ブリーザータワー」の方は一応はリードバルブらしきものが着いているようで
当時の設計でも少しはクランクケース内の内圧を調整はしていたようである。(あまり効果は無かったけど・・・)
もう一つの「ブローバイボックス」を観察していると、ある異変に気が付く。オイルの様な塊の奥に何や異物が。
ホジホジしても取れないのでゴムホース部分を外すと、何とっ!樹脂成型時に出来たであろう大きなバリが・・・。
こりゃ~アカンねぃ・・・。製造から26年目でバリ発見。大きなバリを取り除き、この日は区切りを付け作業を終える。
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