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土花吉の妻の父方の田舎へ、百四才で天寿を全うした伯母の法要と納骨のため訪れる。
土花吉も20代の頃から幾度となく訪れているこの菩提寺は曹洞宗、山号紫雲山の伝芳院は由緒ある寺で、
応永17年の建立と言われているので600年以上の歴史がある。
現在のこの地には明治4年に移築され、本尊は釈迦如来。
何度、訪れても相変わらず立派なお寺である。
初めて訪れた折は大きな法要で、この空間が人で埋め尽くされたことを良く覚えており、言われるままに
仁王像がある山門から本堂の間の広場で訳も分からず幟を持たされ、行列に加わりグルグル廻っていたことを思い出す。
伯母については晩年、施設に入所してからはその地が京都の舞鶴だったため、頻繁には訪れることも出来ず
コロナ禍になるまで数回しか顔を見ることが出来なかったことが少し悔やまれる。
土花吉の妻の父方の親戚も一人欠け、また一人欠けと段々と少なくなって行き、この日の参列者も少人数では
あったけど晴天の元、これで一区切りが付いた気もする。
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