いよいよ、ヤマハ87式戦車の初期診断。
「湯上りバッテリー」は既に単なる配線の一部として搭載の後、サンバーからジャンプの上、セルを回すも
マグネットスイッチの「カチカチ音」のみでセルモーターは回ろうとしない。
モーター本体をハンマーで叩きショックを与えるも同じで、これは多分モーターのブラシ辺りが固着しているであろうと診断(希望的診断)。
お次は樹脂製のガソリンタンクやベルトカバー樹脂部品等を外しまくる。
切れてるであろうと思っていたオーガベルトと走行ベルトは案外、健全な状態。
ベルトカバーの裏側を観ても得意の削りカスの付着もほぼ無く、これはこのまま使えると判断。
アイドラーの錆は長期放置のためのもので、動くようになれば自然にとれるもの。
お次はプラグ。外して観てみても問題ない焼け具合なので一度、リコイルを引き戻し火花が飛ぶか土花吉の妻の手を借り、
外したプラグをクランクケースに接触させた状態にしてもらい、土花吉がリコイルスタートを掛ける実験。
結果、目出度く土花吉の妻が火花を確認。
リコイルスタートで火花が飛ぶことを確認したら今度は初爆をさせてみる。
エアークリーナーボックスを外し、キャブレターにパーツクリーナーを直接噴射でリコイル。見事、数回で初爆確認。
但し、スロットルが完全に固着しているようでスロットルレバーを動かしても連動しない。
どちらにしても、キャブレターはOHするつもりなので、その時にでもと思いキャブレター本体を外そうか思ったら?・・・
雨が落ちて来る。
ここで初期診断は終了となり、外した樹脂パーツをガレージ内に持ち込み、クリーニングとプレクサスによる磨きを施す。
結構、奇麗になりました樹脂パーツ。樹脂製のガソリンタンクも割れもないようで、とても30年以上
経過しているとは思えないくらい奇麗に蘇りましたねぃ。(傷はあるけど・・・)
初診の段階で、コントロールパネル裏に本来は装備されているものの、無くなるであろう純正工具袋も出てきましたので
案外、大切に保管されていた個体かも知れません。
何とか初爆を確認出来たので、修理のプランがたちそうです。(嬉)
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