冬の間、大活躍だった「ヤマハ87式戦車」。その証というか、やっちまったというか、至る所に傷や剥げ錆が目立つ。
そんな、桜も咲き誇ったところで、シーズンオフのメンテを行う。
先ずはオーガの塗装も兼ねて、課題だったスクレーバの交換作業のためオーガを外してしまう。
中古とは言え、ほとんど減っていないスクレーバを入手してあったので、それに交換。
ところで、オーガを外す過程でシャーボルトの変形を確認。結構な曲がり具合で破断一歩手前ってところ。
これについてはオーガの取り付け穴が少しルーズになっていることも原因で、いずれ溶接で肉盛りの後
成形しなくてはいけないところ。(塗装が剥げてるところがオーガに叩かれていた跡)
今のところ、取り敢えず新品のシャーボルトに交換しておくことに。
そして、塗装の補修やらタッチアップやらを施した後、乾燥時間を利用してシーズン中の「ヤマハ87式戦車のロッド調整」等で
騙しだまし使っていたトランスミッションの本格的なメンテをと、先ずはアンダーパネルを外し、プレートとフリクションディスク
それにクラッチとシフトフォークの塩梅を観察してみると、どうもフリクションディスクの位置が悪く、スムーズに上手くシフト出来ていないことが判明。
特に前進1速と2速、それに後進1速がダメな状態・・・。
何となく構造が理解できたところで、フリクションディスクのロットの長さを調整しようとしたところ、ターンバックルが固着していることが判明。
一旦、ロッドを外しバックルの長ナットを外し、ロッドの錆落としから始めなければいけない羽目に・・・。
何とかバックルが機能するようになったところで、少しロッドを短めに調整し、シフトもスムーズになるように。
多分、ほんの数ミリだと思う。クラッチとシフトフォークとフリクションディスクの動くタイミングというかバランス加減ってヤツは。
構造は至って簡単で奥のプレート(円盤)に黒いゴムが張ってあるフリクションプレートが接し駆動伝達する構造。
プレート(円盤)の中心にフリクションプレートが近くなれば速度は遅く、外周に行くに従って速度は速くなる。
下の写真は後進1速の状態。
そして、こちらは前進4速でプレート中心から逆側の外周ギリギリのところにフリクションプレートが位置する。
今回、ミッションの構造も理解出来たし、外装もリフレッシュ出来たところでシーズンオフのメンテはこれにて終了。
今回、土花亭事務所前の駐車場で作業をしていた次第で途中、来客も何人か有って外で立ち話。
皆さん驚いてましたねぃ「30年も前の除雪機」であることを。
30年といっても年中動いてる訳でもなく、30回の冬のみ動いてるわけで、積雪の少ない冬も過去には
あっただろうし、そんな時は動いてもないだろうし・・・ねっ。
でも、日ごろのメンテは何かと必要な機械もの。
メンテさえシッカリやっておけば長持ちはするもので、後はほんの少しのスパイス、愛情ですかねぃ・・・(笑)
しっかし、ここは古い機械ものばかりで20年や30年、40年は当たり前の下手すりゃ~50年以上も前の車まで。
なんなんですかねぃ・・・。
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