平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

HEROES ヒーローズ 第3話

2007年10月21日 | テレビドラマ(海外)
 第3話。
 映像の楽しさで溢れている。

★事故に巻き込まれる少女を救うヒロ・ナカムラ(マシ・オカ)。
 どうやって助けるかと言えば、時間を止める。
 すべてが動かなくなった所でヒロが少女を助ける(「サイボーグ009」みたい)。
 町のすべてが動かなくなる。
 今までに見たことがない映像だ。
 それが楽しい。
 アイザック・メンデス(サンティ・カブレラ)が描いたコミックどおりのことが起こるのも面白い。
 コミックの絵がそっくりそのまま映像になっている。
 この楽しさ。
 ちなみにヒロと彼の同僚(←吹き替え版でないものを聞くと、この人の日本語は変)はこれからニューヨークまで珍道中を行うらしい。

★怖い映像もある。
 事件のキイ人物である謎の殺人鬼サイラー。超能力の使い手らしい。
 FBI捜査官が「フリーズ!」と言って追いつめると、念力を使って捜査官の銃をこめかみへ。引き金を引けば自分で自分を撃つことになる。
 一方父親のメモからサイラーの家にやって来るモヒンダー・スレシュ(センディル・ラママーシュ)。
 壁にびっしり書かれた落書き(『許して』『私は罪を犯した』)。
 これも怖い。
 後日モヒンダーが警官を連れて踏み込むと、家はもぬけの殻。
 家具も落書きもない。
 これも鮮やかで怖い。
 サイラーのミステリアスな部分が増す。

★最後は怖くてサプライズな映像。
 (サプライズな映像なので第3話を未見の方にはネタバレになります)

 身体再生能力を持つクレア・ベネット(ヘイデン・バネッティーア)。
 彼女はビジュアル的な面白さのキャラだと前回書いたが、今回もすごい。
 ボーイフレンドにエッチされそうになるクレア。
 クレアは抵抗。自分の異常な体のことが気になっているのだ。
 結果、ふたりはもみ合い、倒れたクレアは木の枝に刺さって意識を失う。
 そして時を経て、第3話のラストシーン。
 クレアは謎の人物(恐らくはサイラー)に拘束されている。
 その時の彼女は……。
 彼女の再生能力に関わることなのだが、あまりに怖ろしくてグロテスクで書けない。 

 ともかくこの作品はサプライズな映像でいっぱいだ。
 同じ海外ドラマで「チャーリージェイド」という作品があったが、未来都市の映像が見事であった。しかし未来都市よりは「ヒーローズ」の様な特撮シーンへのお金の使い方の方が効果的な気がする。

※追記
 モヒンダーの父は、超能力の研究で家庭を犠牲にしたらしい。そのことでモヒンダーは父を憎んでいる。
 アイザックの恋人はアイザックに未来が見えるのは、ヤク中のせいだと思っている。理解されない苦しさ。自分には未来を描く使命があると言うと「だったらあたしのいない未来を描いていなさい」と言って恋人は出ていく。
 人の心を読めるマット・パークマン(グレッグ・グランバーグ)は妻とうまく行っていない。家に帰って妻の心が読めてしまいつらい。
 この様にこの作品は人物のドラマもしっかり描いている。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする