すごいアイデアだ。
アクション映画にこんなやり方があったか!?という感じ。
ギョンジン(チョン・ジヒョン)は熱血刑事。
しかし、彼女の恋人ミョンウ(チャン・ヒョク)が事件に巻き込まれて死んでしまう。
それはギョンジンの誤射による死。
こんなつらいことはない。
自分を責めるギョンジンは高層ビルの屋上から投身自殺するが、そこで一陣の風が。
風がギョンジンの体を運び、アドバルーンの上に乗せる。
彼女の命は助かる。
この風こそ死んだ恋人ミョンウだった。
死者は四十九日、この世に留まるという。
この四十九日の間、ミョンウはギョンジンを守り続ける。
暴走してギョンジンに向かってくる車を風の力で逸らし、弾丸を逸らす。
ミョンウは風になってギョンジンを守っている。
素晴らしい。
アクションとファンタジー、そして恋愛が見事に融合している。
クライマックスは脱走犯でミョンウが死ぬきっかけにもなったシンチャンスとの戦い。
この戦いでギョンジンは赤ん坊を守って撃たれてしまう。ミョンウもこれには間に合わなかった。
ギョンジンが生死を彷徨う中、ミョンウは彼女に生きる気力を持たせるために、自分が生きている夢を見せる。
死しても愛する人を守る愛。
ラストは四十九日目の別れ。(以下、ネタバレ)
ミョンウはギョンジンに言う。
「また、いずれ会える。今度会った時は君がこれから体験する幸せのことを話してくれ」
まずはギョンジンのこれからの人生の幸せを祈るミョンウ。
そして他に愛する人を求めよとも言う。
「風の中で僕の囁きを聞いたら、僕に似た魂を持った人物が現れる」
これでギョンジンはミョンウから解放されるというわけだ。
何という大きな愛。
そしてこういうやさしい気持ちで死ねることは何と幸福だろう。
ラスト、ミョンウはこう満足した言葉を残して旅立っていく。
「僕の彼女を紹介します。僕の彼女は僕のためにたくさん涙を流してくれました」
※追記
前半は「猟奇的な彼女」。
誤認逮捕で暴行を加えミョンウを捕らえても謝らない。
「私の中に『ごめん』という言葉はない。言ってほしかったら、名前を『ごめん』に変えなさい」
このせりふにはラストにも繋がっている。
この世で生きる決心をするギョンジンはミョンウに「ごめん」と謝る。
するとミョンウ。
「僕の名は『ごめん』じゃない。ミョンウだ」
※追記
風がミョンウだとわからせる方法も見事。
ミョンウが折った紙飛行機。
これがどこからともなくギョンジンのもとに飛んでくる。
これで風がミョンウだとわかるのだ。
小道具の使い方の妙。
その他の小道具にはこんなものがある。
古い写真。
ここに学生時代のギョンジンが偶然写っている。ふたりはずっと以前に会っていたのだ。
また白い鍵盤のピアノ。そこにはメッセージが残されている。
「君がピアノを弾く姿を見たい」
恐らくミョンウは生前、いつかギョンジンがピアノの蓋をあけることを思い、鍵盤を白く塗り、このメッセージを置いておいたのだろう。(ギョンジンは姉を亡くしたことでピアノの黒の鍵盤を弾かないことにしているという設定がある)
アクション映画にこんなやり方があったか!?という感じ。
ギョンジン(チョン・ジヒョン)は熱血刑事。
しかし、彼女の恋人ミョンウ(チャン・ヒョク)が事件に巻き込まれて死んでしまう。
それはギョンジンの誤射による死。
こんなつらいことはない。
自分を責めるギョンジンは高層ビルの屋上から投身自殺するが、そこで一陣の風が。
風がギョンジンの体を運び、アドバルーンの上に乗せる。
彼女の命は助かる。
この風こそ死んだ恋人ミョンウだった。
死者は四十九日、この世に留まるという。
この四十九日の間、ミョンウはギョンジンを守り続ける。
暴走してギョンジンに向かってくる車を風の力で逸らし、弾丸を逸らす。
ミョンウは風になってギョンジンを守っている。
素晴らしい。
アクションとファンタジー、そして恋愛が見事に融合している。
クライマックスは脱走犯でミョンウが死ぬきっかけにもなったシンチャンスとの戦い。
この戦いでギョンジンは赤ん坊を守って撃たれてしまう。ミョンウもこれには間に合わなかった。
ギョンジンが生死を彷徨う中、ミョンウは彼女に生きる気力を持たせるために、自分が生きている夢を見せる。
死しても愛する人を守る愛。
ラストは四十九日目の別れ。(以下、ネタバレ)
ミョンウはギョンジンに言う。
「また、いずれ会える。今度会った時は君がこれから体験する幸せのことを話してくれ」
まずはギョンジンのこれからの人生の幸せを祈るミョンウ。
そして他に愛する人を求めよとも言う。
「風の中で僕の囁きを聞いたら、僕に似た魂を持った人物が現れる」
これでギョンジンはミョンウから解放されるというわけだ。
何という大きな愛。
そしてこういうやさしい気持ちで死ねることは何と幸福だろう。
ラスト、ミョンウはこう満足した言葉を残して旅立っていく。
「僕の彼女を紹介します。僕の彼女は僕のためにたくさん涙を流してくれました」
※追記
前半は「猟奇的な彼女」。
誤認逮捕で暴行を加えミョンウを捕らえても謝らない。
「私の中に『ごめん』という言葉はない。言ってほしかったら、名前を『ごめん』に変えなさい」
このせりふにはラストにも繋がっている。
この世で生きる決心をするギョンジンはミョンウに「ごめん」と謝る。
するとミョンウ。
「僕の名は『ごめん』じゃない。ミョンウだ」
※追記
風がミョンウだとわからせる方法も見事。
ミョンウが折った紙飛行機。
これがどこからともなくギョンジンのもとに飛んでくる。
これで風がミョンウだとわかるのだ。
小道具の使い方の妙。
その他の小道具にはこんなものがある。
古い写真。
ここに学生時代のギョンジンが偶然写っている。ふたりはずっと以前に会っていたのだ。
また白い鍵盤のピアノ。そこにはメッセージが残されている。
「君がピアノを弾く姿を見たい」
恐らくミョンウは生前、いつかギョンジンがピアノの蓋をあけることを思い、鍵盤を白く塗り、このメッセージを置いておいたのだろう。(ギョンジンは姉を亡くしたことでピアノの黒の鍵盤を弾かないことにしているという設定がある)