★昭和のアナログおっさん金八先生
物語の対立図式は『アナログとデジタル』『昭和と平成』。
アナログで昭和なのはもちろん金八先生。
デジタルで平成なのは数字重視の学校とネット社会。
最初のエピソードは長谷川孝志。
親の進学への過剰な期待から内申書の評価を上げるため学級委員に立候補、美術の成績をあげるため他の人が描いた絵を提出。
孝志の基準は評価という数字。
これに対立するのは美術の立花先生。
立花はその筆づかいから絵が他人のものであることを見破っている。
筆づかいから判断する立花先生はまさにアナログ。
アナログがデジタルを粉砕する。
孝志の母親のデジカメを壊したことはその象徴か?
二番目のエピソードは江藤清花。
彼女は成績を重視する親から見捨てられ、家に居場所がない。
家にいるのがつらいからネットカフェで過ごす。
清花はアナログ。夜の街の絵を描いて自分の苦しみを訴えようとする。
そんな清花と対立するのは、成績という数字と学校裏サイト(匿名の悪口)というデジタル。
この対立を見た金八は母親に子供のことを気にかけろと本音でぶつかり、裏サイトの投稿する生徒たちには、ノートを渡す。
そのノートの表紙には名前を書き、ノートには手書きで「私」を主語にした文章を書けと言う。
学園ドラマにアナログ対デジタル、なかなか面白い切り口だ。
解決の仕方は安易な気がするが、昭和のアナログおっさん、金八先生にがんばってほしい気がする。
★あとは金八語録。
・いい先生とは?
孝志の絵が本人のものでないことを知っている立花先生。彼女はそれを公にすれば孝志が傷つくから公にせず、孝志の両親の非難に反論しなかったという。
そこで金八。
「自分の都合を後まわしにして、生徒のことを優先して考える。あなたはいい先生になりますよ」
・学校とは?教師とは?
「学校というのは受験技術を教える所じゃないんです。なぜだろう?と考える力、知恵を教えるところなんです。知的体力、生きる力を教えるところなんです」
「教師は子供の未来を扱う仕事なんです」
・親とは?
「親は恥も外聞もかなぐり捨てて子供を守るんです。子供が苦しくて泣いていたら抱きしめてあげて下さい」
・最近の子供について
「内向している。生徒が自分にぶつかって来ない。距離を感じる」
・茨木のり子さんの詩
「本当に生きた時間は指折り数えるくらいしかない」
関連記事:茨木のり子さんの詩
※追記
第2シリーズの赤上近子(伊藤つかさ)がお母さん役で出演。
昔ファンだったからなぁ。懐かしい。
それにしても荒谷二中が人気中学になっているとは!
第2シリーズを知る人にはニヤリとする部分であろう。
物語の対立図式は『アナログとデジタル』『昭和と平成』。
アナログで昭和なのはもちろん金八先生。
デジタルで平成なのは数字重視の学校とネット社会。
最初のエピソードは長谷川孝志。
親の進学への過剰な期待から内申書の評価を上げるため学級委員に立候補、美術の成績をあげるため他の人が描いた絵を提出。
孝志の基準は評価という数字。
これに対立するのは美術の立花先生。
立花はその筆づかいから絵が他人のものであることを見破っている。
筆づかいから判断する立花先生はまさにアナログ。
アナログがデジタルを粉砕する。
孝志の母親のデジカメを壊したことはその象徴か?
二番目のエピソードは江藤清花。
彼女は成績を重視する親から見捨てられ、家に居場所がない。
家にいるのがつらいからネットカフェで過ごす。
清花はアナログ。夜の街の絵を描いて自分の苦しみを訴えようとする。
そんな清花と対立するのは、成績という数字と学校裏サイト(匿名の悪口)というデジタル。
この対立を見た金八は母親に子供のことを気にかけろと本音でぶつかり、裏サイトの投稿する生徒たちには、ノートを渡す。
そのノートの表紙には名前を書き、ノートには手書きで「私」を主語にした文章を書けと言う。
学園ドラマにアナログ対デジタル、なかなか面白い切り口だ。
解決の仕方は安易な気がするが、昭和のアナログおっさん、金八先生にがんばってほしい気がする。
★あとは金八語録。
・いい先生とは?
孝志の絵が本人のものでないことを知っている立花先生。彼女はそれを公にすれば孝志が傷つくから公にせず、孝志の両親の非難に反論しなかったという。
そこで金八。
「自分の都合を後まわしにして、生徒のことを優先して考える。あなたはいい先生になりますよ」
・学校とは?教師とは?
「学校というのは受験技術を教える所じゃないんです。なぜだろう?と考える力、知恵を教えるところなんです。知的体力、生きる力を教えるところなんです」
「教師は子供の未来を扱う仕事なんです」
・親とは?
「親は恥も外聞もかなぐり捨てて子供を守るんです。子供が苦しくて泣いていたら抱きしめてあげて下さい」
・最近の子供について
「内向している。生徒が自分にぶつかって来ない。距離を感じる」
・茨木のり子さんの詩
「本当に生きた時間は指折り数えるくらいしかない」
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※追記
第2シリーズの赤上近子(伊藤つかさ)がお母さん役で出演。
昔ファンだったからなぁ。懐かしい。
それにしても荒谷二中が人気中学になっているとは!
第2シリーズを知る人にはニヤリとする部分であろう。