平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

冬のソナタ 第3話

2007年10月07日 | テレビドラマ(海外)
 第3話「運命の人」

 今回は何と言ってもサンヒョク(パク・ヨンハ)。
 ユジン(チェ・ジウ)婚約パーティをすっぽかされてもこう言い切る。

 「僕は怒らないし、何も聞かないよ。僕は変わらない」

 大きな優しさ。(その前に彼の母親がこの結婚をよく思っていないシーンがあるだけにサンヒョクの強い想いが伝わる)。
 ユジンがチュンサン(ペ・ヨンジュン)に似たイ・ミニョンのことで悩み出しても彼は大きく見つめる。

 「君がつらい時、いっしょにいられれば僕は幸せなんだ」

 おおっ、何といいヤツ!
 時にはこんな弱音をみせるけれど。
 「時々、思うんだ。山で迷っている時、僕が見つけていたら、君は僕を好きになってくれただろうか?」

 しかし、こんなやさしい人物に愛されていても人の心は不思議だ。
 ユジンはチュンサンに似た人を見ただけで婚約パーティをすっぽかして探してしまうし、バスに乗った時は後ろの席を見てしまう。
 この理由は何だろう?

★ユジンは美しい過去に生きている。
 美しい過去と比べたら現実は色褪せて見える。
★サンヒョクはいい人どまり?
 恋愛っていい人だけではダメ。
 何かプラスアルファ、理由のわからない何かが必要?
★運命の人
 作品中、ジグソーパズルが効果的に使われているが、人はジグソーパズルがぴたりとはまる運命の絆で結ばれた相手を求めているのかもしれない。
 ユジンの場合はチュンサン。

 さて、この作品、音楽が効果的に使われている。
・ユジンがチュンサンに似た人物に初雪の降る街で会うシーン。
・学校で婚約パーティのやりなおしをした時にチェリン(パク・ソルミ)がミニョンを連れてきたシーン。
 ここで流れるのは主題歌のインストルバージョン。
 ユジンのチュンサン(ミニョン)への気持ちのスイッチが入った時に使われる。
 実に効果的だ。
 音楽が小道具的な役割も果たしている。

※追記
 冒頭、ユジンがチュンサンの死を知らずに当校するシーンがある。
 それは会うのをすっぽかされた夜の翌日。
 ユジンはチュンサンにどう言ってやろうかとシミュレーションする。
 「文句」
 「わたし用があっていけなかったのよ。ごめんなさい」
 「すっぽかされてもあなたのことが好き」
 ユジンの恋する気持ちがよく伝わるシーンだ。

※追記
 サンヒョクがユジンに婚約指輪を渡した夜。
 サンヒョクは言う。
 「やっと同じものを持てた」
 ユジンを家まで送っていった時はキスを失敗。
 玄関の所では、お互いが先に行けと譲り合う。
 やっぱりサンヒョク、いいヤツだ。

※追記
 今回の小道具は「ジグソーパズル」。
 ユジンとミニョンの出会いを効果的に演出した。
 また「初雪」。
 初雪の降る日にミニョンが現れるなんて!
 作りすぎの感じもあるが、逆にこのあざとさがいい。


 
コメント (2)
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