第8話「疑惑」。
ミニョン(ペ・ヨンジュン)のユジン(チェ・ジウ)への愛の告白に対するリアクション。
まずはチュリン(パク・ソルミ)。
「心の糸は固く結ばれていてもほどけることがある。ほどけた糸は二度と元に戻らない。その糸はどこに行くかわからない」とミニョンに言われる。巧みな比喩。
それに対してチュリン、ユジンに「あなたに奪われるのはチュンサンだけで十分!」
しかしミニョンにまたも言われてしまう。
「君に必要なのは僕じゃなくて時間だ」
相手を思う気持ちが強ければ強いほど、ぶつかった時に大きな嵐が吹く。
これがドラマだ。
この嵐はサンヒョク(パク・ヨンハ)の場合、さらに大きい。
告白されたユジンを冷たく突き放す。
「愛してるなんて言わせた君にも責任がある」
スキー場から去るサンヒョク。
ユジンは仕事を任せてサンヒョクに会いに行くが、彼の心は閉ざされたまま。
ユジンの食事の申し出を断る。
本心ではユジンが来てくれたことが嬉しいのだが、素直に表現できない。
それでも心の嵐は収まる。
サンヒョクは「来てくれたことは嬉しかった」と携帯に伝言を残す。結婚を早めることで心の整理をしようとする。
しかし、さらに嵐が起こる出来事が。
チュリンに「ユジンは浮気をしている。そのことでサンヒョクは悩んでいる」と聞かされたサンヒョクの母親は誕生日会でユジンを突き放す態度。
母親にしてみれば、ユジンは『大事なサンヒョクを苦しめる悪い女』。
これにサンヒョクは反発。母親といさかい。頬を打たれる。
恐らくこの親子、今までこんなぶつかりあいをしたことがないのだろう。
いい子、サンヒョクは母親を悲しませてしまったことに悩み、一方でユジンを失いたくない思いが葛藤し、ユジンをホテルで押し倒す。
ミニョンからの電話では「彼女は僕といるんです。今日は帰りません」と言い捨てる。
サンヒョクの心の嵐は収まっていなかった。
くすぶっていた炎が再び燃え立つように極端な行動をとらせる。
サンヒョクは心の優しい青年。
何より調和を求める。
だから心の葛藤を避けてきたし、葛藤に見舞われた時、どう処理していいかわからない。
サンヒョクは『心をコントロールできないマザコン青年』でもある。
この辺のサンヒョクの描写は的確。
今までの『優等生』『優しい青年』の姿をさらに深く描いた。
一方、ミニョンは大人。
恋の情熱は純粋で強いが、それをコントロールする術を知っている。
彼は自分が告白したことについてユジンに言う。
「僕は謝りません。あなたを混乱させてしまいましたけど、僕の本心ですから」
ユジンがミニョンを受け入れられないことを告げると
「一度でも僕のことを思ったことはありませんか?」と問い、「思ったことがない」と答えると、「では誰を愛しているのです?」と問う。
これは暗にサンヒョクを否定している言葉。「ユジン、あなたは本当にサンヒョクを愛しているのですか?」という問いかけ。
この様にミニョンはねばり強い。
否定されてもねばってユジンの心を開こうとする。
これがサンヒョクならたちまち不機嫌か感情的になってしまうだろう。
ミニョンのアプローチは続く。
今度は180度変わって、告白したことを謝る。
それはユジンがサンヒョクに会いに行くために旅立つシーン。
「告白したのは自分が楽になりたかったから。それがあなたをこんなに苦しめるとは思わなかった。もう二度とあなたの本心を聞きません」
押してもダメだったので引いてみたのであろうか、ミニョンは恋愛に巧みだ。
そして決めせりふ。
「戻ってくる時は笑顔で戻ると約束して」
こう比較してみるとミニョンは大人、サンヒョクは子供であることがわかる。
ミニョンはさらにユジンの心に迫る。
サンヒョクとうまく行かずに戻ってきて空元気のユジンを察して、積雪機の所に連れていく。
「今泣きたいのでしょう。ここなら誰にも聞こえませんよ」
ユジンがホテルで押し倒された時には「今、行きますから」と言って駆けつける。
ミニョンはユジンのしてほしいことを的確にしてくれる。
それは彼が大人で距離を置いたり縮めたりといった心のコントロールが出来るからだが、何よりもユジンの気持ちを第一に考えている。
一方サンヒョクは、やって来たユジンを冷たく帰したり押し倒したり、ユジンの気持ちとは正反対のことをしてしまう。
この恋愛勝負、勝敗は明確であろう。
ミニョン(ペ・ヨンジュン)のユジン(チェ・ジウ)への愛の告白に対するリアクション。
まずはチュリン(パク・ソルミ)。
「心の糸は固く結ばれていてもほどけることがある。ほどけた糸は二度と元に戻らない。その糸はどこに行くかわからない」とミニョンに言われる。巧みな比喩。
それに対してチュリン、ユジンに「あなたに奪われるのはチュンサンだけで十分!」
しかしミニョンにまたも言われてしまう。
「君に必要なのは僕じゃなくて時間だ」
相手を思う気持ちが強ければ強いほど、ぶつかった時に大きな嵐が吹く。
これがドラマだ。
この嵐はサンヒョク(パク・ヨンハ)の場合、さらに大きい。
告白されたユジンを冷たく突き放す。
「愛してるなんて言わせた君にも責任がある」
スキー場から去るサンヒョク。
ユジンは仕事を任せてサンヒョクに会いに行くが、彼の心は閉ざされたまま。
ユジンの食事の申し出を断る。
本心ではユジンが来てくれたことが嬉しいのだが、素直に表現できない。
それでも心の嵐は収まる。
サンヒョクは「来てくれたことは嬉しかった」と携帯に伝言を残す。結婚を早めることで心の整理をしようとする。
しかし、さらに嵐が起こる出来事が。
チュリンに「ユジンは浮気をしている。そのことでサンヒョクは悩んでいる」と聞かされたサンヒョクの母親は誕生日会でユジンを突き放す態度。
母親にしてみれば、ユジンは『大事なサンヒョクを苦しめる悪い女』。
これにサンヒョクは反発。母親といさかい。頬を打たれる。
恐らくこの親子、今までこんなぶつかりあいをしたことがないのだろう。
いい子、サンヒョクは母親を悲しませてしまったことに悩み、一方でユジンを失いたくない思いが葛藤し、ユジンをホテルで押し倒す。
ミニョンからの電話では「彼女は僕といるんです。今日は帰りません」と言い捨てる。
サンヒョクの心の嵐は収まっていなかった。
くすぶっていた炎が再び燃え立つように極端な行動をとらせる。
サンヒョクは心の優しい青年。
何より調和を求める。
だから心の葛藤を避けてきたし、葛藤に見舞われた時、どう処理していいかわからない。
サンヒョクは『心をコントロールできないマザコン青年』でもある。
この辺のサンヒョクの描写は的確。
今までの『優等生』『優しい青年』の姿をさらに深く描いた。
一方、ミニョンは大人。
恋の情熱は純粋で強いが、それをコントロールする術を知っている。
彼は自分が告白したことについてユジンに言う。
「僕は謝りません。あなたを混乱させてしまいましたけど、僕の本心ですから」
ユジンがミニョンを受け入れられないことを告げると
「一度でも僕のことを思ったことはありませんか?」と問い、「思ったことがない」と答えると、「では誰を愛しているのです?」と問う。
これは暗にサンヒョクを否定している言葉。「ユジン、あなたは本当にサンヒョクを愛しているのですか?」という問いかけ。
この様にミニョンはねばり強い。
否定されてもねばってユジンの心を開こうとする。
これがサンヒョクならたちまち不機嫌か感情的になってしまうだろう。
ミニョンのアプローチは続く。
今度は180度変わって、告白したことを謝る。
それはユジンがサンヒョクに会いに行くために旅立つシーン。
「告白したのは自分が楽になりたかったから。それがあなたをこんなに苦しめるとは思わなかった。もう二度とあなたの本心を聞きません」
押してもダメだったので引いてみたのであろうか、ミニョンは恋愛に巧みだ。
そして決めせりふ。
「戻ってくる時は笑顔で戻ると約束して」
こう比較してみるとミニョンは大人、サンヒョクは子供であることがわかる。
ミニョンはさらにユジンの心に迫る。
サンヒョクとうまく行かずに戻ってきて空元気のユジンを察して、積雪機の所に連れていく。
「今泣きたいのでしょう。ここなら誰にも聞こえませんよ」
ユジンがホテルで押し倒された時には「今、行きますから」と言って駆けつける。
ミニョンはユジンのしてほしいことを的確にしてくれる。
それは彼が大人で距離を置いたり縮めたりといった心のコントロールが出来るからだが、何よりもユジンの気持ちを第一に考えている。
一方サンヒョクは、やって来たユジンを冷たく帰したり押し倒したり、ユジンの気持ちとは正反対のことをしてしまう。
この恋愛勝負、勝敗は明確であろう。