平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

HEROES ヒーローズ

2007年10月17日 | テレビドラマ(海外)
 もし超能力を持ってしまったら。
 キャラクターたちのリアクションが面白い。

 まずは超能力を最初から受け入れている者。
 ヒロ・ナカムラ(マシ・オカ)。彼は時空をねじまげる超能力の訓練をしている。女子トイレにテレポーテーションしたりして。それが出来た時の決め文句は「やったー!」。『そば』と縦書きされた日本の風景が少し変・笑。
 ピーター・ベトレリ(マイロ・ヴィンティミリア)は自分が空中飛行する能力があると思い込み求めている。ビルからダイブを試み助かるが、その理由は?
 彼らは「人と同じじゃつまらない。自分は特別だ」と思いたいタイプだ。

 次に自分の能力に違和感を覚える者。
 クレア・ベネット(ヘイデン・バネッティーア)は身体再生能力。指がグチャグチャになっても首が180度ねじ曲がっても元に戻ってしまう。ビジュアル的にインパクトのあるキャラ。火事の中に飛び込みやけどを負わずに人を助け出してしまうことも。彼女は自分の特殊能力に戸惑い、自分の生みの親に会おうと思う(今の親とは養子関係。その父親には秘密がありそう)。
 ニキ・サンダース(アリ・ラーター)は凶悪な別人格。別人格になり借金取りのマフィアふたりを惨殺してしまう。「隣人13号」。自分の能力が惨劇を引き起こすという点で他のキャラとは一線を画す。子供を抱えて一生懸命という設定でもあり、一番視聴者の共感を集めるキャラ。
 マット・パークマン(グレッグ・グランバーグ)はテレパシー。刑事試験に3度落ちた警官だが、根は善良そう。殺人事件に巻き込まれ隠れていた少女をテレパシーの力で助け出す。テレパシーで上層部知らない犯行事実を知っていることから容疑者と間違われてしまう。

 あとこの作品で面白いのは、これから起こるであろう事件の予告、見せ方だ。
 第1話では絵。
 アイザック・メンデス(サンティ・カブレラ)は未来を予知して絵に描くことが出来る。そこで彼が描いたのはニューヨークで起こるクライシス。アイザックはこれを止めなくてはと言う。
 第2話ではヒロの見たもの。
 ヒロは時空を歪めニューヨークにやって来る。そこは5週間後の世界。そこではアイザックは殺されていてヒロは容疑者に間違われる。そしてやって来るクライシス。これで5週間後にクライシスが起こることがわかる。殺されるアイザックの5週間に何が起こったのかを知りたくなる。見事な視聴者への引きだ。
 その他では暗躍する組織。
 クレアの父親は組織の人間らしい。
 ニキは赤い車を用意され、組織の人間に導かれる。
 モヒンダー・スレシュ(センディル・ラママーシュ)は超能力の研究をしていた父親が死に自分も謎の男に襲われる。

 第1話・2話は各キャラクターの描写と共にこれから起こる出来事と謎の描写。
 すべてがバラバラのジグソーパズルのピース。
 今後はキャラクターたちが出会い、謎のピースが組み合わされることで全貌が見えてくるのであろう。
 

コメント
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