第4話「忘れえぬ恋」
★まずは『嘘』。
スキー場への下見。
ミニョン(ペ・ヨンジュン)とふたりきり。
しかしユジン(チェ・ジウ)は仕事仲間のイ・ジョンアといっしょだとサンヒョク(パク・ヨンハ)に嘘をついてしまう。
スキー場改装の責任者の理事は扱いづらい「変なやつ」だとも。
ユジンは最初理事がミニョンであることを言おうとするが、サンヒョクに「変なヤツだろう」と遮られたり、チュリンがやって来たりして本当のことを言えない。
ラストには嘘がわかって……。
恋愛ドラマには行き違いは必須だが、今回は『嘘』や『ためらい』が行き違いをもたらすという好例。
ドラマは人の心や弱さ原因となってが作るものなのだ。
★ミニョンは恋愛の達人。
「男は声で決まるのよ」と主張するジョンアがその声を「完璧!」というミニョン。
果たしてミニョンはどんどんユジンの心の中に入っていく。
チュンサンとあまりにも似ていて見つめられた時には
「あなたは人の顔を見るのが癖ですか?」
仕事で事務的な話し方をされた時には
「あなたは僕が嫌いですか?」
食事を断られた時には
「仕事をやりやすくするため食事に誘っているのです。あなただって僕を知ればやりやすいでしょう?」
まずは仕事とプライベートの境界を曖昧にしてユジンに近づこうとする。
ミニョンがユジンにこだわるのは、やはり過去の記憶に起因するのであろう。
ミニョンは「不思議な魅力の人」と評している。
ミニョンのアプローチは続く。
スキー場の下見。
車の中で
「きれいですね」
「えっ」
「キラキラ光ってきれいな指輪ですね。でも、あなたには似合わない」
といきなり婚約を否定。
さらに追い打ち。
「婚約した人は輝いているのにあなたは輝いていない。沈んでいる」
さらに人物評。
「あなたはA型ですね。言いたいことを心にしまっておくタイプだ」
こうしてユジンの心の奥底にある感情を引き出そうとするのだ。
この点、サンヒョクは下手。
優しく見守るばかりで、ユジンから言葉を引き出そうとしていない。
言葉を引き出すどころか嘘までつかせてしまう。
同じ車でのシーンでサンヒョクはこう尋ねる。
「最近の君はおかしい。何か悩んでいることがあれば言ってほしい」
ミニョンが婚約指輪や血液型を駆使してユジンの本音を引き出そうとしているのに対し、サンヒョクはあくまで直球勝負だ。
直球で聞かれる方が好きという女性もおられるだろうが、ユジンに関してはもってまわった言い方の方が有効な様だ。
ミニョンはまさに恋愛の達人。
これらのアプローチにユジンも心を開かれて、ミニョンにチュンサンを重ねてしまう。
・雪の中で煙草をふかすミニョンを見てカメラを向けてしまうユジン。チュンサンが煙草をふかしたシーンと重ね合わせてしまう。
・雪だるまやミニョンが歩いた足跡を踏みしめて、思い出してしまう。
・ストーブの前で靴を脱がされて、塀の上で靴を履かされたことを思い出してしまう(笑)。
このユジンの心象描写も巧みだ。
いきなりミニョン好きに至らないで、まずチュンサンと重ね合わせる作業を行っている。
スキー場を舞台設定に選ぶなど、実に巧みなシナリオだ。
※追記
チュリンのユジンへの釘の刺し方も巧みだ。
「仕事でミニョンがわがままを言ったら私に言ってね。私がおしおきするから」
とあくまでユジンとミニョンは仕事上の関係で、自分が彼の恋人であることを暗に語り、こうも釘を刺す。
「仕事相手がユジンで安心したわ。浮気しないよう見張っててね」
※追記
サンヒョクとユジンのデートは散々。
映画は全部売り切れ。
車は駐車違反。
せっかく入ったおしゃれな店にもキム次長が。
★まずは『嘘』。
スキー場への下見。
ミニョン(ペ・ヨンジュン)とふたりきり。
しかしユジン(チェ・ジウ)は仕事仲間のイ・ジョンアといっしょだとサンヒョク(パク・ヨンハ)に嘘をついてしまう。
スキー場改装の責任者の理事は扱いづらい「変なやつ」だとも。
ユジンは最初理事がミニョンであることを言おうとするが、サンヒョクに「変なヤツだろう」と遮られたり、チュリンがやって来たりして本当のことを言えない。
ラストには嘘がわかって……。
恋愛ドラマには行き違いは必須だが、今回は『嘘』や『ためらい』が行き違いをもたらすという好例。
ドラマは人の心や弱さ原因となってが作るものなのだ。
★ミニョンは恋愛の達人。
「男は声で決まるのよ」と主張するジョンアがその声を「完璧!」というミニョン。
果たしてミニョンはどんどんユジンの心の中に入っていく。
チュンサンとあまりにも似ていて見つめられた時には
「あなたは人の顔を見るのが癖ですか?」
仕事で事務的な話し方をされた時には
「あなたは僕が嫌いですか?」
食事を断られた時には
「仕事をやりやすくするため食事に誘っているのです。あなただって僕を知ればやりやすいでしょう?」
まずは仕事とプライベートの境界を曖昧にしてユジンに近づこうとする。
ミニョンがユジンにこだわるのは、やはり過去の記憶に起因するのであろう。
ミニョンは「不思議な魅力の人」と評している。
ミニョンのアプローチは続く。
スキー場の下見。
車の中で
「きれいですね」
「えっ」
「キラキラ光ってきれいな指輪ですね。でも、あなたには似合わない」
といきなり婚約を否定。
さらに追い打ち。
「婚約した人は輝いているのにあなたは輝いていない。沈んでいる」
さらに人物評。
「あなたはA型ですね。言いたいことを心にしまっておくタイプだ」
こうしてユジンの心の奥底にある感情を引き出そうとするのだ。
この点、サンヒョクは下手。
優しく見守るばかりで、ユジンから言葉を引き出そうとしていない。
言葉を引き出すどころか嘘までつかせてしまう。
同じ車でのシーンでサンヒョクはこう尋ねる。
「最近の君はおかしい。何か悩んでいることがあれば言ってほしい」
ミニョンが婚約指輪や血液型を駆使してユジンの本音を引き出そうとしているのに対し、サンヒョクはあくまで直球勝負だ。
直球で聞かれる方が好きという女性もおられるだろうが、ユジンに関してはもってまわった言い方の方が有効な様だ。
ミニョンはまさに恋愛の達人。
これらのアプローチにユジンも心を開かれて、ミニョンにチュンサンを重ねてしまう。
・雪の中で煙草をふかすミニョンを見てカメラを向けてしまうユジン。チュンサンが煙草をふかしたシーンと重ね合わせてしまう。
・雪だるまやミニョンが歩いた足跡を踏みしめて、思い出してしまう。
・ストーブの前で靴を脱がされて、塀の上で靴を履かされたことを思い出してしまう(笑)。
このユジンの心象描写も巧みだ。
いきなりミニョン好きに至らないで、まずチュンサンと重ね合わせる作業を行っている。
スキー場を舞台設定に選ぶなど、実に巧みなシナリオだ。
※追記
チュリンのユジンへの釘の刺し方も巧みだ。
「仕事でミニョンがわがままを言ったら私に言ってね。私がおしおきするから」
とあくまでユジンとミニョンは仕事上の関係で、自分が彼の恋人であることを暗に語り、こうも釘を刺す。
「仕事相手がユジンで安心したわ。浮気しないよう見張っててね」
※追記
サンヒョクとユジンのデートは散々。
映画は全部売り切れ。
車は駐車違反。
せっかく入ったおしゃれな店にもキム次長が。