平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

14才の母 再放送

2008年09月23日 | ホームドラマ
 「14才の母」の再放送。
 僕が初めてこの作品を見た時はこんな感想を持った。

・14才の妊娠という出来事の中でぶつかり合う人たち
 それまでの未希(志田未来)の家族は平凡な日常を生きる家族だったが、妊娠という出来事の中でぶつかり合いが生まれる。
 ぶつかり合いとは本音をぶつけ合うこと。
 そして非日常の時間。
 そこでは嫌でも自分と他人とに向き合わなくてはならなくなる。
 緊密な時間が生じる~平凡な日常の時間は何と密度の薄い時間であることか。
 強い絆が生まれる~平凡な日常では得られない絆。

 今回改めて見てこんなことを考えた。
 すなわち生命の大切さ。
 未希の子、そらは様々な人々の想いの中で生まれてきたんですよね。
・未希のどんな苦労があっても生みたいという強い想い。
・加奈子(田中美佐子)の母親としての葛藤。
・父、忠彦(生瀬勝久)の強い反対。
・子供が生まれるという現実から逃げる智志(三浦春馬)の葛藤。
・自分が味わってきた現実から未希の甘さを指摘する智志の母、静香(室井滋)。
・無責任な若者たちを告発したい記者波多野(北村一輝)。
・動揺し後に応援するクラスメイトたち。
・小さな命をどうしても助けたいと思う医師達。

 こんなにたくさんの人達の様々な想いを背負って生まれてきたそら。
 ひとつの命が誕生することがどんなに大変なことかを我々に教えてくれる。
 そして同時に我々は思うのだ。
 こんなに大変な想いをして生まれてきた命を簡単なことで奪ってはならないと。



 
コメント
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