平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうな私の12ヶ月

2008年09月24日 | 洋画
 弁護士の恋人マーク・ダーシー(コリン・ファース)と幸せの絶頂にいるTVレポーターのブリジット・ジョーンズ(レニー・ゼルウィガー)。
 このまますんなり結婚してしまったらドラマにならない。
 ドラマは障害。
 結婚に至るまで様々な障害を持たせる。それは……

★ブリジットの劣等感~上流階級のマークの仲間たちの中でブリジットは浮いている。クイズ大会では芸能ネタは答えられるけど、高尚な問題にはついていけない。その結果、ブリジットが得た結論は「わたしはあなたの恥よ」「あなたはわたしを見下している」
★マークへの不満~ブリジットは紳士な彼に「愛情表現が足りない」と愚痴を言う。
★考え方の違い~子供に対する考え方で対立。
★疑惑~秘書のレベッカとマークはデキている?←これには最後オチがある。

 これらの障害は全部ブリジットの思い込み。
 マークは真剣にブリジットのことを愛しているのだが、思い込みで右往左往する所が恋愛コメディになっている。
 ブリジットを愛すべきキャラにしている。
 そして恋愛のすれ違いって思い込み、誤解によるところが多いということを教えてくれる。
 もし上記の様なことで喧嘩されてるカップル、夫婦の方がいれば、この映画はお薦めです。

 クライマックスは走るブリジット。(以下ネタバレ)
 『恋愛ドラマは走らせろ』というのは定石だが、(例えば「プロポーズ大作戦」)この作品でも走る。
 マークが本当に自分を愛していることを理解して走るのだ。
 途中、こんな服装でいいのだろうかと迷ったりずぶ濡れになったりする所がブリジットらしい。
 障害?を乗り越えてブリジットは無事ゴールインした。

※追記
 タイの取材。麻薬所持の疑いで牢屋に入れられてしまうブリジット。
 ここで女囚たちの男への愚痴を聞いて自分の方がマシと思う所が面白い。
 つらい時、自分は悲劇のヒロインになった様な気でいるが実際はそうではないのだ。
 価値観とは相対的なものなのだ。


コメント
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