8月9日は休肝日ならぬ休鉄日ということで遠征は一休み。ほんとは湯の山特急を見に行きたかったのだが、ここのところの暑さと遠征疲れもあったので、近場鉄で我慢。ここ2日休鉄というには少々度が過ぎる撮影をしに行っている。ちょっと撮影にと思い、9日はムーンライト2列車を撮りに摂津富田へ。ムーンライト高知が3両編成で来たのには驚いた。松山を連結するのは10日からのようで、その辺下調べも何もしないのは相変わらずだ。66牽引になっている九州を撮って、続いて新大阪へ。長い間懸案事項として抱えていた0系こだまを撮影。さすがに0系人気もあってかカメラを持った人が多かった。この様子では秋の最終列車にはかなりの人が集まりそうだ。新大阪駅を管轄するJR東海にとっては厄介な存在というところだろうか。盛んに黄色い線の内側での撮影を促す放送をうるさいぐらいに行っていた。
こだまの後はさっさと帰ろうかと思っていたが、新大阪駅構内のうどん屋さんがリニューアルのため店じまいということで、名物の?たこ焼きうどんを食して元気を出して、もうひと踏ん張り。とりあえず新大阪で雷鳥、はまかぜなどをこなして、ついでに岸辺へ出向いて日本海の撮影。暑さで黒っぽいズボンが燃えるんじゃないかと思うほどの中、数人のギャラリーとともに日本海を撮影して撤収…というつもりだったが、さらについでと吹田へ戻ってタンゴエクスプローラとオーシャンアローなどを撮影。さらに何でか、吹田にギャラリーが集まってきたので、しばらく待つとトワ釜牽引のあすかが通過。その後貴重品になってきた雷鳥をやって漸く撤収。暑過ぎる夏の1日はこれにて終了。
続いて本日10日も早朝から…と行きたかったが、疲れのため始動は10時を過ぎてから。日本海が終わってからの始動ということで特に目当てもないので、フェンスが設置された山崎の様子を見に行く。車窓から見てとうとうフェンスができてしまったかと思っていたが、実際現地に赴くのは今日が初めてだ。その前にホームにて行きがけの駄賃としてオーシャンアローを撮影。そして変わり果てた聖地山崎へと赴く。写真の通り、結構高いフェンスが設けられている。車内から見た感じではもう少し低いだろうと思っていたが、これでは フェンス越しに撮影なんてことはよほど背丈のある人でないと無理だろう。試しにフェンスに近づくが、背の低い私にはとてもそのままでは撮影できなかった。前方でガードレールに乗っかって撮影している人がいたので、私もそれに倣って、来た列車を撮影してみる。正直言って、ガードレールに乗っての撮影は危険を伴うのであまりお勧めできない。脚立を準備するにしても相当高い脚立が必要だろうし、山崎のカーブは伝説と化してしまいそうだ。近頃はネタがなくなっているので山崎に訪れる人も少ないだろうが、おそらく混乱状態にあった3月改正前にサントリーや周辺住民から苦情が出てフェンス設置に至った面もあるのではなかろうか。もちろんJR西日本の安全に対する思いもあるだろうし、当然と言えば当然の処置だったと言える。
定番の位置ではあまりいい画が撮れないし、暑さに参ってガードレールから転落しそうなので、これまでもちょくちょく利用していたスポットへ移動。ここもフェンス越しでの撮影になるが、ここはかろうじて何にも上らずフェンス越しに撮影できるので安心して撮影できる。光線具合が若干悪くなるところもあるが、485系雷鳥の最後はここが人気になる可能性はある。但し、定員はかなり少ない2~3人程度が限度だろう。後は脚立か、フェンスによりかかっての撮影となる。今後のネタとしては485系雷鳥の最期が決定しており、来年再来年に向けて、これを撮影する人が増えるものと思われる。簡単にいい画が撮れた山崎がそうでなくなったのは残念だが、それ以上に無理に撮る人が増えて、事故が起こらないようにして欲しいものだ。ファンとしてはガードレールに上っての撮影もやむを得ないところだろうが、何よりも安全第一なので、無理をせず空いている時にゆったり撮って、事故やトラブルのないようにして欲しいものだ。