東武宇都宮線は04年8月15日に乗り潰しを達成している。東北からの帰りに寄り道として栃木県内でJR烏山線、JR日光線に乗って、東武日光線で東武鉄道に移り、栃木で東武宇都宮線に乗り換えて、そのまま東武宇都宮まで全線乗り通した。東武宇都宮からはというと、地図上では歩けない距離でもないだろうと前日に確認を入れて、徒歩でJR宇都宮まで移動した。地図も持たずに前日に見た地図と東武宇都宮駅近くにあった地図を頼りにJR宇都宮方面へと歩いてみた。想像以上に距離があり、途中何となく迷ったのかどうかさえ分からないまま商店街などを歩き続けて漸く新幹線の立派な高架ホームを見つけてほっとしたのを思い出す。宇都宮の市街地にはやはり餃子店が多く、つい立ち寄りたくなったが、時間がおしていたので餃子は断念してそそくさとJRで東京方面へと移動した。
東武宇都宮線は昔は青い帯も付いていない豆腐みたいな車両という印象の5000系などが主力で走っており、伊勢崎線などの本線系統から外れた路線だけに古い車両ばかりが集められている印象を受けた。地元の阪急も大概古い車両を使っているが、東武をはじめ関東の私鉄の古い車両は阪急の古い車両とは大変レベルに差があるように思える。もちろん阪急のほうが現在でも十二分に通用するだけの内装の造りと十分な性能を有しているように思うのである。