1月1日水曜日。特急はまかぜ1号で和田山まで来て、同駅から折り返し大阪行きのこうのとり14号に乗車します。こちらも和田山到着時点ですでに大半の席が埋まる大盛況な車内でした。381系6両編成で、先のほどのはまかぜといい正月なのに車内が盛況なのは喜ばしい限りです。もっとも隣席も埋まるような状態なので、少々息苦しい道中でもありました。しかし、またまた前の席が車いす対応と思われる座席で1人席になっていたので、足元は他の座席よりも広く、ある程度ゆったり過ごせました。
和田山からの道中は牛歩の歩みで、381系もスペックを持て余したような走りです。JR西日本は287系をフツーの仕様で登場させ、山陰線はもとより、振り子のメッカ紀勢線のくろしおにまで投入しています。振り子電車の新製をやめたのでしょうかね。曲線部での速度超過による事故を起こしているだけに曲線区間でのスピードアップは諦めてしまったのかもしれません。それにしても福知山までのこうのとりの走りは特急というよりも急行、いや快速以下の走りでした。利用者がいるから遅くてもよいということもあるのでしょうが、このままではバスやマイカーに流れていくのではないでしょうか。
福知山からは多少は盛り返すような走りも時折見られましたが、基本的には遅い特急の印象が強いです。とりわけ前日に博多~小倉間でソニックの走りを堪能しているだけに余計に遅さを感じてしまいます。さすがに最上級の幹線である鹿児島線と比較するにはあまりにも線路が脆弱な播但線、山陰線、福知山線ですが、せっかく新しい車両や振り子車両を入れているのですからもう少し速く走る努力をして欲しいものです。列車は福知山線内ではあまり大きな動きはなく、宝塚あたりから下車客が目立ちだし、尼崎での下車が多かったのが印象に残っています。JR神戸線、JR東西線方面への乗り換えが定着しているのでしょうね。大阪では大量に下車があり、私も大阪で下車して、少し短い乗り放題の旅を終えて、帰途に着く前に一仕事してから帰りました。本当はサンダーバードに乗って北陸方面へ行ってから帰るつもりでしたが、なんか天候がよろしくないので諦めて帰りました。