格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

「日本一新運動」の原点(70)── 議会政治を崩壊させたのは

2011-09-05 14:15:00 | 阿修羅

「日本一新運動」の原点(70)── 議会政治を崩壊させたのは誰か(平野貞夫の「永田町漂流記」)
http://www.asyura2.com/11/senkyo119/msg/137.html
投稿者 元引籠り 日時 2011 年 9 月 04 日 21:39:16: dkOnWN./sADdA


■議会政治を崩壊させたのは誰か

 賢明な日本国民は、平成21年8月の衆議院総選挙で、自民党から民主党への政権交代を自らの意志で選択した。これは120年のわが国議会政治で、国民が初めて総選挙で新政権をつくった画期的なことであった。もっといえば、大和朝廷以来初めて民衆が創った政権といえる。その意味では歴史的出来事であったが、この認識を民主党所属の国会議員が持たなかったことに、今日の政治混迷の原因がある。

 鳩山政権では政権運営に不慣れということで済ませたが、菅政権に代わると議会政治の破壊行為が続いた。菅首相は「議会制民主主義というのは期限を切ったあるレベルの独裁」という趣旨のことを、国会質疑などで発言していた。これは反議会主義の危険な発想であることを、学者も巨大メディアもまったく指摘しない。健全な議会政治とは、過半数の力があればあるほど少数野党や国民と議論し説得して行うものだ。

 菅首相、仙谷官房長官、枝野幹事長の国会での発言や参議院選挙での議論に、議会政治の少数意見への配慮という姿勢は垣間もなく、この3人はかつての共産圏にあった議会政治を利用する内ゲバ政治家だと感じた。その後、政権交代の原点を破壊する政治を続けていたが、東日本大震災では国家の統治行為も、国会の機能もことごとく破壊した。菅政権が120年続いたわが国の議会政治を破壊したといえる。

 議会政治を崩壊させたのは、菅政権と民主党執行部であるが、その責任は与党だけではない。野党も含め、全ての国会議員が自覚しなければならない。多くの国会議員は、議会政治の本質と仕組みについて無知である。というよりも関心がなく、国会の制度や手続を司法のそれと同質だと思っている議員が圧倒的に多い。有名大学や高学歴の政治家ほど、この傾向が強く議会政治の原理や精神に関心がないことに問題がある。

■明治の議会政治家の精神に学べ

 わが国の議会政治が崩壊状態になった責任は私にもある。衆議院事務局33年、参議院議員12年、そして政治評論を7年という人生のなかで、もっともっと議会政治の原理と精神を国民に啓蒙すべきであったと反省している。この反省を肝に銘じ、酷暑の中、緊急出版として『議会政治の誕生と国会―崩壊・再生への道―』(信山社)を執筆中である。

 8月23日現在、大正時代の議会政治を終えたところだ。これまでで感動したのは、第15回議会・明治34年3月22日、衆議院本会議での足尾銅山鉱毒問題に対する田中正造議員の伊藤博文首相に対する質問である。「鉱山師の奴隷政府」という名演説で、中心部分を紹介する。

  鉱毒の害というものは、地面が亡くなってしまう。元金が亡くなってしまう。同時に人類も亡くなってしまう。これをこのままにしてし まうと、人民は死に国家は亡くなってしまう。足尾銅山の鉱業主は古河市兵衛である。古河市兵衛の奴隷の働きだ けは止めてくれろ―お聞き下さい。自分の兄弟は乳の足らぬために死 ぬ。耕すべき地は無い。悲しいと言って出てくる請願人には、大臣が面会しない。それを苦労して出てくる者は、捕らえて牢に打ち込む。

  来たる第16議会に於て田中正造は出ませぬ(議員辞職する)でも、これは国家の問題でございますから、・・・伊藤内閣は古河市兵衛の奴隷なり、という辞を発せられない様に私は望んで置く。

 この田中正造の演説を知って、私は福島第一原発事故の放射能被害の悲劇を思った。鉱毒被害と放射能被害は共通点がある。まず、今回の原発事故について、国会や公開の席で、田中正造のような民衆を思う精神で政府を追及した政治家はひとりもいなかった。ただ唯一、ニコニコ動画の記者会見で小沢一郎が「放射能被害対策のみならず、原発事故そのものの収束も含めて、国の責任で行うべきだ」という発言が印象に残っただけだ。全国会議員は、福島第一原発事故に明治の義人・田中正造の精神を体して取り組むべきだ。

 それにしても、菅政権の原発事故対応は人間に対する冒涜である。「直ちに影響はない」と三百代言の情報隠蔽と操作で嘘に嘘を重ね、国民の暮らしに無要の混乱をもたらした。拭いがたい政治不信をつくった責任を微塵も感じないのが菅直人首相だ。人間に非ずと断じておこう。

■代表選の前にA級戦犯の総括と小沢氏等の党員資格停止の解除を

 不思議でならないことは、民主党代表選挙がどういう理由で行われるのか、まったく報道されていない。理由は菅政権が行き詰まったからだ。菅首相に政権担当能力がなく、岡田幹事長には国会運営と党運営能力がないことが原因である。従って、代表戦を行う前にやるべきことは、まず、菅政権の失政を総括することが民主党再生の絶対条件である。

 失敗のA級戦犯にあたる菅首相、仙谷内閣官房副長官、岡田幹事長らは、公開の両院議員総会で反省の総括を行うべきである。悩みに悩んだ末に、代表選出馬を決意した前原前外相も、やはりA級戦犯だ。八ッ場ダム・JAL問題、さらに尖閣列島の中国漁船衝突問題で無責任政治を行ったことを総括すべきだ。また、京都での前原氏の「政治とカネ」問題は、深刻な事態と聞いている。政権与党の代表となれば、民主党の崩壊にもなりかねないことを危惧する。

 彼らは議会政治の冒涜と、政権交代の原点である「国民の生活が第一」の目標を潰してしまった。民主党内の議論もなく、政権交代の魂を売り払った理由と責任を国民に説明すべきである。

 ところがこれをやろうとしない。理由は、巨大メディアが菅政権に甘く政治の混迷の真実を報道しないからである。その代表が朝日新聞だ。8月22日の東京版社説と若宮主筆の「座標軸」には驚いた。これこそが議会政治の本質を知らない典型だ。社説は「なぜ続く短命政権―病根は『参院』『常在戦場』」と題し、政治的混迷の病根を参議院制度や両院の選挙制度にあるとしている。

 若宮主筆は「劣化きわまる政治 抜本改革を―二院制と選挙制度」と題して、同趣旨のことを論じている。政治の劣化と混迷の原因が、菅民主党政権の無知と無能と不見識にあるのではなく、両院制度や選挙制度の欠陥に問題があるという主張だ。まったくの論理のすり替えであり、天下の朝日新聞がこれだから、日本の政治の劣化は治らない。その病根が朝日新聞にあることを糾弾しておく。

 人がつくるものだから、どんな制度でも完全無欠のものはなく、むしろ、それに携わる人間が正常でなければ制度が機能しないことは世界の常識だ。議会政治もまったく同じである。

 日本で不正常な、例えば、菅政権の指導者のような人材を育てたのは朝日新聞といえる。朝日新聞の体質と民主党A級戦犯たちの体質は似たものがある。それは、理屈では社会正義を主張するが、その実態は自己利益の方便として利用するという「新左翼的内ゲバ」思想だ。わが国にとって「脱原発」も必要だが、「脱朝日」はより以上に重要である。

 民主党代表選挙を、挙党体制で党再生の機会にしようとするなら、小沢一郎氏はじめ、田中真紀子氏ら菅内閣不信任案に欠席した議員の「党員資格停止」を解除することがその入り口である。

 そもそも、菅・仙谷・岡田という反小沢のトリオが政権延命のために仕組んだのが、小沢氏の党員資格停止であった。検察審査会の強制起訴は、検察の一部と東京第二弁護士会を使って、某政治家が政治的に策略したといわれていた。検察審査会の議決に違法性があることを証明できる材料を我々は持っている。がそれよりも、強制起訴の前提となる「石川議員の検察調書」が、東京地裁において証拠として採用されないことが決定した。この事実は、小沢氏の党員資格停止を解除する要件となる「状況の変化」である。

 もっというなら、小沢氏の裁判は起訴却下で中止されるべきである。それを制度がないという理由で続けるようだが、こんなに人権を無視したことはない。最高裁の決定で可能なはずだ。

 小沢氏を党員資格停止として、菅民主党執行部が「小沢排除」を断行したことに今日の混迷の根本原因がある。このことが理解できない民主党の国会議員は政治家を続ける資格はない。(了)

http://www.the-journal.jp/contents/hirano/2011/08/70.html




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自民党と第二自民党の二大政党制は日本の終わり

2011-09-05 13:36:48 | 植草一秀氏の『知られざる真実』


自民党と第二自民党の二大政党制は日本の終わり




2006年4月に小沢一郎氏が民主党代表に就任して以来、日本の支配者は小沢一郎氏を警戒し続けた。その理由は極めて単純である。小沢一郎氏が日本の既存秩序、すなわち、利権複合体による日本支配の構造を破壊する可能性を認識していたからである。
 
 日本を支配する利権複合体を構成する勢力とは、米国、官僚、大資本を軸とし、その手先として活動する利権政治屋と電波産業である。この米・官・業・政・電の利権複合体を私は悪徳ペンタゴンと称しているが、戦後日本の政治はこの悪徳ペンタゴンによって支配され続けてきた。
 
 この構造を打破し、新たに主権者国民が支配権を持つ政治構造を確立することが、日本における政治革命である。小沢一郎氏が掲げた「国民の生活が第一」のスローガンに、この意識が示されていた。
 
 財務省と米国と結託した竹下登氏が「三宝会」なる秘密組織を立ち上げて、メディアによる小沢一郎氏攻撃を組織的に展開して現在に至っていることも、米官業の利権複合体が小沢一郎氏を最大級に危険視してきたことの表れである。
 
 小沢一郎氏が民主党代表に就任して、初めて日本の政治革命実現の可能性が広がった。岡田克也氏、前原誠司氏が指揮した民主党が壊滅寸前の状況に追い込まれたときに、小沢一郎氏が民主党代表に就任した。これを契機に民主党は大躍進を遂げ、2007年の参院選に勝利し、政権交代実現に迫った。
 
 しかし、この間も、2007年秋には大連立騒動、2008年春には日銀幹部人事、2008年秋には民主党代表選での複数候補擁立要請などのできごとのなかで、小沢一郎氏を失脚させようとする活動が活発に展開された。



これらの工作活動がすべて失敗に終わり、遂に悪徳ペンタゴンは禁断の領域に手を染めた。検察権力を不正に利用して、小沢一郎氏の政治生命を脅かす行動に踏み出したのである。この第一弾が2009年3月3日の大久保隆規氏の不当逮捕である。この逮捕を原因として小沢一郎氏は同年5月11日に民主党代表職を辞任する意向を表明した。
 
 しかし、のちになって、この3月3日の大久保氏逮捕が世紀の大誤認逮捕だったことが判明する。マスメディアがこの重大事実を報道していないから、いまだにその事実すら国民には知らされていない。
 
 つまり、本来は2009年8月総選挙を通じて小沢一郎政権が誕生していたのである。しかし、この小沢一郎政権は、悪徳ペンタゴンによる西松建設事件ねつ造冤罪大久保氏不当逮捕によって阻止されたのである。
 
 2009年9月に発足した鳩山政権は、米官業による日本支配を主権者国民支配の構造に変革しようとした政権であった。この鳩山政権が実績をあげて2010年7月参院選を勝利したら、日本の政治革命はとりあえず完成の域に達するところであった。
 
 悪徳ペンタゴンは2010年7月参院選で民主党を敗北させることに全力を注いだ。マスメディアに民主党小沢・鳩山攻撃に全力を注がせた。さらに、検察は2010年1月に民主党石川知裕衆議院議員の逮捕にまで進んだ。しかし、検挙の事由は文字通り重箱の隅を突くほどのものでしかなかった。
 
 鳩山政権は普天間問題の処理で失敗し、内閣総辞職に追い込まれた。この機に乗じて悪徳ペンタゴンは民主党内の悪徳ペンタゴン勢力を動員して、民主党内でのクーデターを挙行し、権力を主権者国民勢力から強奪させた。
 
 2010年9月の民主党代表選では、小沢一郎氏が立候補し、権力の奪還を試みたが、メスメディアによる激しい小沢氏攻撃と限りなく黒に近い不透明な選挙により、権力奪還が実現しなかった。



菅直人氏の失政は覆いようがなく、今回の代表交代になったが、今回の代表選では海江田陣営が中間勢力を陣営に引き入れることができずに、権力奪還にまたしても失敗してしまった。
 
 悪徳ペンタゴンが狙うのは、日本の二大政党制を、米官業の支配構造を支持する二つの勢力に担わせることである。米官業の支配体制を構築してきたのは自民党であるが、この自民党とほぼ変わらない、別の勢力を打ち立てて、この勢力と自民党との二大政党体制を構築すれば、今後、何度政権交代が実現しても、米官業による日本政治支配の構造は変わらない。
 
 利権複合体は、民主党内の主権者国民勢力の殲滅(せんめつ)を狙っている。このまま、民主党の実権を利権複合体派が握り続け、民主党内の主権者国民勢力が自然消滅すれば、まさに利権複合体勢力の思うつぼになる。



この状態を打破するための方策は二つしかないと思われる。
 
 ひとつは、2012年秋の民主党代表選で、主権者国民勢力が民主党代表ポストを奪還し、民主党をもう一度、主権者国民政党に変質させることである。小沢一郎氏が代表選に立候補して、この道を実現するのが最も分かりやすい道である。
 
 もうひとつは、民主党内の主権者国民勢力が民主党から離脱して、新たに主権者国民勢力を糾合して、新政党を樹立することだ。現在の民主党執行部は自民党、公明党と連携して政権を維持するだろう。
 
 主権者国民勢力新政党は次の総選挙での政権奪取を目指すことになる。
 
 いずれの道を進むのが良いのか。今後の状況を見極めつつ進まざるをえない。震災復興対策をこれ以上、先送りすることも許されない。政局の混乱が長期化すれば、政治が本来の役割をまったく果たせない状況が持続してしまう。
 
 米官業による日本政治支配の構造を打破しなければならないことは明確である。悪徳ペンタゴンの巻き返しにより、日本政治刷新の大目標はとりあえず、やや遠のいたことは否めない。しかし、ここでさじを投げてしまえば、すべては終わってしまう。主権者国民勢力による権力奪還を主権者国民があくまでも追求してゆかねばならない。





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立花隆の犯罪を告発せよ。 (文芸評論家・山崎行太郎の『毒蛇山荘日記』)

2011-09-05 08:19:51 | 阿修羅

立花隆の犯罪を告発せよ。 (文芸評論家・山崎行太郎の『毒蛇山荘日記』)
http://www.asyura2.com/10/senkyo78/msg/757.html
投稿者 亀ちゃんファン 日時 2010 年 1 月 27 日 10:01:17: GqNtjW4//076U



http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/

立花隆の犯罪を告発せよ。 
文芸評論家・山崎行太郎の『毒蛇山荘日記』 
2010-01-27


〔転載はじめ〕

世間では、田中角栄を潰したのは立花隆の『田中角栄研究』(文藝春秋,1974)だということになっているらしいが、実際は田中角栄を潰したのはアメリカであり、意識的か無意識的かは別として、結果的にそのアメリカの手先として華々しく立ち回ったのが立花隆であった、ということは事情通の間では、今や常識であろうが、したがって今回の「小沢事件」でも、早速、立花隆が、小沢批判の急先鋒として登場してきたのもその前歴からして必然的だろうと思うのだが、しかし、おそらく今回の「小沢事件」では、田中角栄の時ほど上手くは行かないだろう。むしろ、この「小沢事件」での立花隆の振る舞いによって、立花隆は、反国家的ジャーナリストとしての本質を露呈することになり、結果的に立花隆の「思想犯罪」は暴露されることになるだろう。『田中角栄研究』以来の立花隆の「金権政治家」批判の言説の構造が、我が国の戦後史に何をもたらしたかを考えてみれば、それは歴然とするだろう。江藤淳は、それを「第二の敗戦」といったが、おそらく、76年の「田中角栄逮捕事件」こそは我が国の「第二の敗戦」の始まりであったと見ていいだろう。しかるに、その「第二の敗戦」のお先棒を担いだジャーナリストが立花隆であり、その実行部隊が東京地検特捜部だったといっていい。そして、驚くべきことに、その「田中角栄逮捕事件」の構図は、現在、事件の渦中にある「小沢事件」の構図となんら変化していない。しかしその結末は、まだ予断を許さないとはいえ、僕の予想ではまったく異なったものになるだろうと思う。そして立花隆の権威は失墜するはずである。僕が、そう考える根拠は、現在の論壇やジャーナリズムの置かれている思想状況にある。つまり、立花隆的ジャーナリストを、権力に立ち向かい、権力を打ち倒したジャーナリストとして「英雄」にしてしまうほど、昨今の論壇やジャーナリズムは単純でも、低レベルでもないないということだ。立花隆は、「週刊現代」での対談で、例によって例の語り口で、こう語っている、「特捜部は最大手ゼネコンの鹿島や、鹿島のOBで談合の仕切り屋と言われた元幹部の自宅、さらに中堅ゼネコンの山崎建設、宮本組などに家宅捜索に入っていますが、どこに『ガサ入れ(家宅捜索)』しているかを見れば、特捜部の捜査の狙いは透けて見えてきますね。」と。これに対して、宗像紀夫が「ずばり今回の事件は東北地方における公共工事利権の全容、これを解明することでしょう。ゼネコンの裏献金システム、利権構造を明らかにすること、これを最終着地点に見据えていると思います。」と応じると、立花は「その利権構造の頂点に小沢がいたという見立てですね」と言っている。これで、立花隆の小沢批判の論理構造は明らかである。そこで、僕がひとまず確認しておきたいことは、僕の関心は、「ゼネコンの裏献金システム、利権構造…」なるものの内実にはなく、むしろ、何故、立花隆や東京地検特捜部等が、かくも深く、「ゼネコンの裏献金システム、利権構造…」なるものに関心を寄せているか、という点にあるということだ。いいかえれば、何故、ゼネコンなのか。何故、トヨタやキヤノンではないのか、ということである。いずれにしろ、立花隆は、「小沢一郎のような金権政治家を逮捕し、政界から追放しろ」と言っているわけで、これは要するに、「日本の政界には、清貧で、綺麗な政治家だけ残れ」と言っているようなものである。この立花隆的な「金権政治家」批判の論理構造が、「日本沈没のシナリオ」であることは自明である。未だに論壇やジャーナリズムには、「金権政治家」や「土建屋国家論」への批判は根強いが、その種の批判に、僕は必ずしも賛成ではない。むしろ僕は、「金権政治家」や「土建屋国家論」が日本と日本国民を救う、と考えている。つまり「金権政治家」や「土建屋国家論」が悪であり、それを追放することが正しい、という前提を疑う必要がある、と。そもそも、トヨタやキヤノンからの莫大な「政治献金」は綺麗な政治献金で、建設会社からの献金は汚い献金だ、と考える思考が狂っている。いずれにしろ、すでに、日本の現在の論壇やジャーナリズムでは、立花隆的な「金権政治家」批判は主流ではなく、むしろ立花隆的言説に対立するはずの「検察批判」や「マスコミ批判」が、多数派を占めつつある。これはどういうことかというと、われわれには、「ひよわな花」ならぬ、「無能で、清貧な政治家・・・」などに日本の将来を託すつもりはない、ということだ。おそらく、論壇やジャーナリズムも、「田中角栄事件」から「金丸信事件」、あるいは「小泉・竹中事件」を経て、「小沢事件」に至るプロセスで、その「金権政治家」批判、あるいは「土建屋国家論」批判の言説の裏にアメリカの対日戦略の政治性の影がちらついていることを、多くの日本人が学んでいるのである。つまり、立花隆的な「金権政治家」批判の言説の裏に隠された政治性の深層構造が何であるかを、多くの日本人が知ってしまったのである。それを未だに知らないのか、知らない振りをしているのか分からないが、マスコミを舞台に、自ら進んで喜劇的な道化師役を演じているのが立花隆である。立花は、こういうことも言っている、「角栄は76年の2月にロッキード事件が明るみに出たあと、4月に会見して疑惑を全否定したが、そのときの迫力はいまの小沢など比べ物にならないほど凄まじかった。ところが、その角栄も3ヶ月後に逮捕されてしまう。私はいま、小沢の姿が、そのときの角栄にダブって見えて仕方がないんです。」(「週刊現代」2/4)と。たしかに「田中角栄逮捕」に無邪気に拍手喝采したのは日本国民と日本のマスコミ・ジャーナリズムだったが、しかし、いつまでも、日本国民と日本のマスコミ・ジャーナリズムが同じだという保証はない。立花は、素朴に「小沢逮捕」を期待しているようだが、むしろ、政治や政治家の本質が見えていない似非ジャーナリスト・立花隆がマスコミから消える日の方が、そう遠くないと言うべきだろう。

〔転載おわり〕

コメント
田中角栄は、日本の救世主であった。
それを抹殺した罪は限りなく重い。  







これだけ多くの方がアメリカの手先となって田中総理を潰した立花と堀田の国家反逆罪を認識していただいていることは大変うれしいです。彼らの命脈は尽きていますがこのまま彼らを放置して置くことは許されないと思います。牢に入れるのが一番と思いますがとりあえずはあらゆる公職メディアからの放逐をしましょう。協力者を糾弾しましょう。
短い田中総理の在任中に田中総理は新幹線、高速道路、日中国交正常化、税制等々今日の日本国家の屋台骨を作られました。日本はその遺産で今日まで食べてきました。その遺産を食いつぶしアメリカに譲渡したのが小泉竹中です。いまや日本は普通に働いても食べてゆけない貧乏国になってしまいました。もし立花や堀田がいなければ田中総理により日本は自立の道を歩んでおり日本は独立してアメリカの基地もなくアメリカの武器を買うこともなくアメリカの戦争にお金を出すことも人を出すこともなく世界に尊敬される国となり北方4島も返還され近隣諸国からもバカにされない日本人による日本の統治が成就していたことは間違いありません。他国にいまだに内政干渉されそれだけではなく他国に未だに収奪され続けている国はある一国を除き他にありません。国民は政府やメディアの嘘と騙しにより洗脳されて羊のように諦めています。こんな国にした元凶立花と堀田は正に国家反逆罪人です。
本当に不思議なことだが立花堀田たった二人で国の方向をかえ小泉竹中たった2人で国を破滅に導いてしまった。一つは有能な総理を抹殺したこと、一つは無能な総理がいたことだ。
現状はアメリカの日本統治が頂点に達し裏切り者だらけの国になってしまって今まで見えなかった事が顕在化し裏切り者達が表で見えるようになった。国民一人一人が歯を食いしばって命がけで裏切り者たちを駆除し日本人の日本人による日本国を取り戻さねばならない。





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