本来の郵政既得権益とは、「郵貯」で集めたお金を
特別会計で、国会の審議を経ないで
特別法人や、特殊法人に流し
無駄に組織をつくり、不透明なカネをつまんでいる方々の利権のことなのですが
マスコミにより、すり替えが起こっています。
郵政既得権益者は、さも特定郵便局長などの現場の当事者であるかの
ような情報操作が行われています。
そもそも郵便事業とは
明治の郵便制度発足時、国に金がなかったため
各地方や村の名士に郵便事業を肩代わりしてもらうところから始まった。
飛脚や手形を扱っていた方々も含まれる。
村や地方の有力者(金持ち)に土地や建物を提供してもらい
郵便事業を独占的に扱う権利が与えられた。
特定郵便局などは、特定郵便局長の給料とともに
有力者が持っていた、土地・建物の賃貸料を払い、固定資産税も優遇した
それが100年ちかく続いたって事だろう。
これが、悪で郵政事業の効率化を妨げているといている。
この制度も見直しが必要なのはわかるが、郵貯のお金に群がる
天下り役人や政治家のほうが社会悪として大きな問題だ。
とにかく明治政府は金が無くって困っていた
そこで、日本の津々浦々にネットワークされていた郵便局に
銀行機能を持たせ、お金を集め一度国庫に入るようなシステムにした
明治政府には本当に金がなかった
天候不順で飢饉が起こったとき、農村の娘は身売りか女工になるしかなかった
身売りした娘は、遊郭に身を沈めるか
女衒に東南アジアやアメリカに売り飛ばされた。
(からゆきさん・あめゆきさん)
売り飛ばされた娘を海外に運んだのが日本郵船だ。
身売りされた娘はそれでも親元になけなしの給金の一部を
郵貯をつかって送金した。
女工の場合「野麦峠」などが有名だ、女工哀史にそのくだりがある。
明治の元勲とか維新の英雄を持ち上げているTVや小説が多いが
足元の経済を見れば年端の行かぬ娘を売り飛ばし踏みつけ
成り立っていたのが明治政府だ。
郵便制度を活用して出来た「郵貯」は簡単に言うと上のような
歴史が含まれている。
庶民のなけなしのお金を集め、それを国に還流して
国のインフラ事業を推進する種銭としていたのだ。
「簡保」はサラリーマンじゃない方々用の
保険だった、共済保険にちかいかな?
自営業者や専業主婦の保険だ。
このような、経過から郵便事業にまつわる諸々の仕組みは
明治時代から連綿と続き、日本人の生活にどっかりと根を下ろしていた。
だが、集めた種銭を穴が開いたバケツみたいに使う役人が本来悪いのに
(厚生年金と全く同じ)
まるで、特定郵便局長やその親族や郵便事業に携わる方々が「悪」である
かのようなすり替えがマスコミに流された。
そして御用経済学者やクズ役人共&竹中氏のようなペテン師が現れた。
郵便局長会のような公務員相当になる人が選挙運動に協力するのも
問題があったのは事実だ。
旧自民党政権下では、医師会と同じように強力な集票マシーンだった。
元々の郵政民営化の出発点は、特別会計に流れる無駄なお金を
クリーンにしようが主目的のはずだ。
あとは、民業圧迫の低減か?
民業圧迫といっているが、邦銀が世界の主要銀行に肩を並べていた時期は
郵政民営化はされていない。
だから、コレも詭弁でしかない。
私が知っていることは大雑把にコレだけ
間違いや足りない部分は、だれか補完してください。