年金についての朗報です!

2014年02月02日 | Weblog

年金と聞いてまずイメージするのは老齢年金ではないでしょうか。
老後生活資金の一部として国が支給するこの年金です。

では、ご自身は一体いくらぐらい支給されるのかご存知ですか?

今回ここでご紹介するのは老齢基礎年金。
20歳から60歳になるまでの40年間の全期間保険料を納めた方は、65歳から満額の老齢基礎年金が支給されます。
(平成25年10月分からの年金額 778,500円(満額))

この国民年金についてひとつ朗報があります。

去年7月、未納期間がある人を対象に国が救済策を打ち出しました。
原則25年以上の加入という受給資格を満たさないと無年金になりますが「特定期間該当届」を年金事務所に提出することで未納期間をカラ期間に出来る制度です。

同時に、2015年4月からは『3年間限定!』で未納保険料を最大10年分遡って追納ができるようにしました!
未納分を追納すれば受け取る年金額が増えます!

具体的にお得度がどれくらいか見てみましょう。
現在1ヶ月の年金保険料は月額15,040円。
1ヶ月収めるごとに年金としてもらえる金額は年間1,621円程度増えます。

ということは、「もらう年金額」が「追納分」を上回るのは年金を受け取り始めて10年目から。
つまり『10年以上年金をもらう人は追納した方がお得』と言えるでしょう。

65歳からもらえば75歳が分岐点ということ。
ご自身が75歳以上ご健在と思えば損はしない話です!
(余談ですが、融資を受けてまで追納しようとする人がいるそうです)


ところでもうひとつ。
『民間の貯蓄型の生命保険に加入していながら国民年金は未納』という方にたまにお会いします。
その方いわく「国はあてにならない!もらえないかも知れない年金なんて掛けるだけ損!」とか。

しかし、本当にこの考えは正しいのでしょうか?
生命保険会社のような一民間企業の体力と日本国の体力。
一民間企業が潰れても国は破たんしませんが、国が破たんすれば当然、民間企業なんてひとたまりもありません、もちろん潰れます。

それに、受取額の話ですが、この国が支給する年金は、平均寿命まで生きたとして、受け取る額は自分が支払った保険料のなんと1.7倍~8倍もあります!(厚生年金を含む。世代によります)
民間の生命保険でこれほどの利息の付く保険商品はありません。
もしあれば、その保険会社は支払過剰で潰れてしまいます。

ではこれほどの支払いをする日本国(国民年金)がなぜ潰れないのでしょうか?
それはカンタン。
「支払う原資の一部に税金が投与されているから」です。
みなさんから集める保険料だけでは十分な年金支払いは出来ませんが、そこには税金が補助されているからこそ十分な支払が可能になる仕組みなんです。

少し考えれば、この『日本国株式会社の個人年金保険』という“商品”はかなりお得かも。支払った保険料は全額所得税の控除にもなりますしね。(国民健康保険料を安く出来ますよ!)

「日本の将来は不安だらけ!国なんて信用できないから自分でお金を貯める!」と言いながら日本国債を毎回買っている人、近くにいませんか?教えてあげたいですね。

福田恒久

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