福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

第5回・福聚講関東36不動霊場巡り(2011-5-22晴れのち雨)

2011-05-28 | 開催報告/巡礼記録
第8番札所・高尾山有喜寺薬王院 飯縄大権現>東京都 八王寺市高尾町11177
 本堂内陣ご本尊;薬師如来(秘仏) 
 本堂(お前立ち)ご本尊;飯縄大権現(不動明王の化身、秘仏)  
 開基;行基菩薩。天平16年<744>聖武天皇の勅願による。
 堂塔;本堂、飯縄権現堂 大師堂 聖天堂 山門他 

 京王線・高尾山口駅、改札口9時集合。参道を徒歩3分、不動院を拝す。不動院の道を隔てた向かい、ケーブル山麓駅の隣が清滝。高尾山内八十八大師霊場巡りの第一番大師像前にて納経。

高尾山内八十八大師霊場巡りは、 高尾山第26世志賀照林僧正が、関東地方の信徒のために、自ら遠い四国八十八カ所をご巡礼。札所の土を持ち帰り、高尾山内の各所に埋め、大師堂を建立したことに始まるとのこと。(第一番は、清滝。ここから琵琶滝、不動堂などを経て、最終第八十八番は、再び山麓駅近くの不動院へと戻る。)

 御大師さまの尊像を巡りながら6号路を歩き琵琶滝へ向かう。登山道を登るに連れて、緑の合間に、大師像が見られる。うっかりすると見過ごしそうになったり、何体か纏めて見られたりする。東日本大震災で被災した方々のご冥福と、被災地の復興を祈り、一体一体の大師像に手を併せ祈る。少しきつい登りを超えると、琵琶滝が見えてくる。9時30分、琵琶滝着。汗ばんだ躰を休めていると、滝の下の方から気合いのかかった声が聞こえる。滝修行を行っている人達の声だ。りんとしたその響きは、滝の後方の深い森に吸い込まれ消えていく。




10時15分、十一丁目の茶屋。10時20分、神変堂(健脚祈願、腰痛平癒)。11時より本堂にてお護摩祈祷(福聚講として東日本大震災被災者息災、復興祈願)に参加。九字撫木を納所に治める。(本堂では、東日本大震災復興促進、一心祈願、犠牲者の追悼も行っていた)。11時30分護摩祈願の後、特別開帳の、飯縄大権現を拝見。光背もお体もお顔も黒光りする中に、目はきらきらと輝き、いかめしいというより暖かい。

 その後、角田さんのお計らいで大本坊客殿へ。客殿にてお茶を頂く。11時40分、角田さんお知り合いのお坊さんのお話。「飯縄権現は5相合体。諸悪を根絶するため憤怒の相を顕わした不動明王。くちばしと両翼を持ち自在に飛行して衆生救済を施すカルラ天。白狐にのり先を見通す力をもつダキニ天。夫婦和合の徳を施す心を持った歓喜天。五国穀豊穣、商売繁盛、福寿円満の宇賀天・弁財天」とのこと。その後、書院を見学。説明を受ける。この書院は、23年前に建築されたもので、本来お坊さんの勉学修行の場。2階建て。1階は和室。2階は洋室(貴賓室)。貴賓室には、お釈迦様の生涯の絵等が飾られている。お釈迦様がお生まれになった時の言葉、天上天下唯我独尊とは…生きとし生けるものを尊く思うこと、思い遣りの心、菩提心、等の心に響くお話を伺う。






 12時30分、大本坊を辞す。大師堂にて、般若心経、不動経、不動真言を納経。その後、1号路を経て下山。13時40分、麓の第八十八番不動堂着。般若心経納経。不動真言、納経。14時20分、高尾山口より迎えのバスで、角田さんお手配の「ろくさん亭」へ。この趣ある、黒光りの梁が太い移築古民家にて昼食。話しは尽きず、盛り上がったが、17時過ぎ高尾駅にて解散。



<参加者>   高原師、高橋、岡村、芦刈、渕野、角田、菊池、関口2、計9名。
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