福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

6月27日の観音経読誦会(護国寺)の開催報告

2009-07-03 | 開催報告/巡礼記録
福聚講・護国寺にて観音経読誦会(2009/06/27)

かねて福聚講ブログで、高原講元より6回にわたってご解説のあった観音経全文読誦の会が、都内文京区大塚6丁目の護国寺で行われた。このお寺は、徳川綱吉の母、桂昌院の発願で1681年に創建された真言宗豊山派の大本山、本尊は如意輪観世音菩薩で、正式には神齢山悉地院護国寺。本堂、月光殿、絹本著色尊勝曼荼羅図を始め国指定重要文化財が数多くある名刹。
この日は、本堂のご本尊・如意輪観音、薬師堂の薬師観音、大師堂のお大師様が同時にご開帳されている佳き日であった。15時には16名の講員が参集。

●本堂にて
・仏説摩訶般若波羅蜜多心経一巻、妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五・二巻を読誦
・本堂内の諸仏と金剛界曼陀羅、胎蔵界曼陀羅を参拝。
・高原講元、荒木僧正、羅入さんより両曼陀羅の説明とご法話。
「曼荼羅はお釈迦様の悟りの世界をあらわすとともに、われわれの本来の姿をもあらわしている。胎蔵曼陀羅は悟ったあとの世界を示すと共に中心の大日如来から外に向かって菩提心・大悲・方便を表している、また我々の身体が曼荼羅であることも示している。金剛界曼陀羅は悟りにいたる過程をしめすとともに中心成身会の諸尊が相互供養で次々に周囲に仏様を生み出している、また我々の心が曼荼羅である事も示している。両曼荼羅とも他者への絶対的慈悲心が中心の概念である」とのことでした。

●諸堂にて
・薬師堂、仏説摩訶般若波羅蜜多心経一巻を読誦。
・大師堂、仏説摩訶般若波羅蜜多心経三巻を読誦。
・一言地蔵 それぞれ一言を願う。

なおこの日は、草月流の華道家・前野博紀氏の「森羅万象」と銘打った個展が開かれていて、斬新な作品と、護国寺の佇まいとの融合美は、広い大舞台を見るようであった。

その後、近くの蕎麦屋で打ち上げ、18時半を廻った頃、散会。

<参加の諸氏>
高原講元、荒木僧正、羅入、高橋、岡村、中塚、芦刈、内田、佐竹、鈴木、谷口、菱岡、渕野、細田、関口(2名)の諸氏、16名。
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