陸羽東線1731Dは、12時51分に鳴子御殿湯駅に到着。ホームは片面1面のみ。スタンプでは「鉄橋の上にある駅」となっていますが…。確かにホームは高台にあるし。
眼鏡女性の委託駅員に出迎えられて改札を出ると、ギャラリー付きの待合室に出ました。周りには、版画家・大野隆司さんの描いた「猫こけし」の絵画がズラリ。
駅舎に出ました。平成16年9月18日竣工の和風駅舎で、回廊から入る仕組みです。窓口営業時間は8:00~17:00です。トイレは待合室の奥にあります。
凝った形の発車時刻表。「リゾートみのり」を含めて1日16本停車します。
ここでは66分の滞在予定なので、東鳴子温泉に繰り出してみます。いかにも温泉街という感じではないですが、温泉旅館が何軒も点在しています。5分ほど歩いた所にある「ホテルニューあらお」で入浴。露天風呂からは時折キハ110の走行音が響き渡ります。
30分くらいかけて十二分に温まり、東鳴子温泉神社で旅の安全を祈願しました。
R47には出ずに駅に戻りますが、廃業した旅館が数軒あったのは気になるところ。14時7分発の1738D(キハ110-239+キハ110-244)に乗車し、陸羽東線最後の未踏破駅へ向かいます。長距離客を中心に相当な混雑で、空席は1つもなし。
14時18分に池月駅に到着。交換可能駅で、島式ホームの1面2線+側線1本の構内です。
構内踏切を渡り、駅舎に出ました。昭和58年11月22日築の簡易駅舎で無人駅です。トイレは左側。これにより、陸羽東線全駅訪問達成。
懲りずに時刻表を掲載。上野目駅と同様に上下それぞれ15本ずつ停車します。
東鳴子温泉街で買ったアイスで休憩した後、駅前を散策。すぐに周辺案内図を見つけますが、「上岩出山」、「西岩出山」とという旧駅名が出てきて時代を感じました。陸羽東線は、全国のJR線で最も駅名改称が相次いだ路線の1つではないでしょうか。「鳴子御殿湯」や「鳴子温泉」にしてもそうだし。
国道に出ればファミリーマートや「あーら 伊達な道の駅」がありますが、スケジュールの都合上見るだけで終わり。
再び温泉につかるので、14時40分発の1733D(キハ111-217+キハ112-217)に乗車して鳴子温泉へ。5分くらい遅れていました。
15時ちょうどに鳴子温泉駅に到着。今回は早稲田桟敷湯に入ります。昭和23年に早稲田大学の学生がボーリング実習で掘り当てた温泉だそうです。入浴料は530円(早稲田大学の学生やOBに特典あり)です。貸切露天風呂は1000円。シャンプーが置いてあり、右側の建物の上階には休憩室もあります。
休憩室でくつろぐ時間が殆ど取れず、仙台に戻る時間となりました。16時3分発の「リゾートみのり」(右)に乗車し、陸羽東線の旅を締めくくります。シートピッチが特急以上に広く、テーブルと座席が離れています。紅葉シーズンにあたるこの日は、古川まで満員御礼。夜の東北本線に出た後、特別純米酒 鳴瀬川カップで打ち上げ。
17時37分に仙台駅に到着。駅そばを食べた後、18時35分発の「Weライナー」(新潟200か357)で帰路に就きました。新潟からは信越線2556D(キハ110-203+キハ110-135)に乗車し、新津に帰還したのは22時56分でした。
これで陸羽東線の駅巡りは終了です。次は、「紀勢本線全通50周年記念乗り継ぎ」を掲載します。
完