クハ481-103の駅巡り旅のページ

鉄道の旅を楽しみながらJR線全駅踏破を目指しています。

紀勢本線全通50周年記念乗り継ぎ(その4)

2009-12-17 21:39:52 | 紀勢本線
湯浅の町は、鎌倉時代に伝来した金山寺味噌から生まれた醤油の醸造地として栄え、「醤油の発祥地」となっています。醤油蔵などが並ぶ古い町並みが観光の目玉ですが、何せ滞在時間が短いもので、今回は諦めざるを得ません。全駅下車達成の時には、是非行ってみたいです。



湯浅土産の目玉・角長の醤油も購入せずに、14時4分発の351M(117系G2編成)に乗車しました。これを見る限り、湯浅駅はかつてみかんが積み込まれ、貨物列車で京阪神などへ運ばれていたでしょう。モータリゼーションがあれほど進んだ現代ではとても考えられない光景です。



14時7分に広川ビーチ駅に到着。平成5年3月に開業した紀勢本線で最も新しい駅で、ホームは対面式です。無人駅で、ホーム上に乗車駅証明書発行機があります。



まずは南口。周辺は水田地帯で住宅がぽつぽつと。山の尾根上には発電用風車が何基も。風が強い土地なのかな。



陸橋を渡って北口に出ました。駅入口は左側の階段だけで、右のログハウスの建物は「広川町ふれあい館」です。要するに物産館と喫茶店です。時間があれば入ってみたいんだけど…。


駅舎を撮っていると、先ほどの351Mから降りてきた「同業者」とばったり出会い、しばし談笑。私のデジカメの中の映像を見せたところ、10月10日の新津車両製作所公開の模様に驚かれたようです。「くろしお」はボロいとか、JR西日本の車両は古いとか…。



彼と別れた後、ひたすら県道を西下します。みかん園がどこまでも続いています。カメラの特性上白飛びしてますが、こちらも山の尾根に発電用風車が並んでいます。



間近にあるので、みかんの部分を拡大してみました。収穫までもうちょっとですね。


14時38分発の353M(113系F401編成)に乗車して次なる駅へ進みます。



14時44分に紀伊由良駅に到着。2面3線に側線が2本付く構内を有しており、特急列車の退避が出来るようになっています。かつては由良内まで貨物支線が分岐していました。「興国寺」の最寄り駅で、「尺八、味噌、醤油の発祥の地」とされています。



改札を抜けていよいよ駅舎です。でもその前に、駅舎内の様子を。典型的な地上駅のつくりで、自動券売機やジュースの自販機があります。JR西日本の子会社の委託営業で、窓口営業時間は7:20~19:40です。



ようやく駅舎写真。昭和3年10月の開業以来の、紀勢線標準形というべき木造駅舎です。国道42号に面しており、周囲は住宅や商店などが立ち並んでいます。開業からの一時期は紀勢西線の終点でした。


今日の和歌山地方は変わりやすい天気ですが、この時間帯はかなり暖かくなってきました。近くのローソンで購入したアイスカップでしばし休憩。


つづく
コメント
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