
踏切を渡って狭い路地を5分ほど歩けば、そこは有名な「ほたるの名所」でした。入場料は300円となってますが、シーズンオフということで受付は無人でタダで入れました。尤も、12月はホタルのシーズンではないし。

入ったからには園内を周回してきます。見事なまでに整備された公園で、水路が幾重も張り巡らされています。6月下旬の「ほたる祭り」の夜ともなれば、ゲンジホタルの光で幻想的な光景が形成されます。歩き続けたので、水路の一角のベンチでコーヒーブレイク。

「ほたるの里」に寄り添う天竜川。諏訪湖から流れ出たばかりで、どこかの2級河川という感じで、東海道線で見る川幅はちょっと想像出来ません。

戻るとちょうど時間になったので改札をくぐります。「みすず」の313系(右)が入線し、飯田線の新旧車両の並びが実現しました。13時43分発の1427M(119系R3編成)に乗車し、辰野駅を後にしました。

13時50分に川岸駅に到着。交換可能駅で、島式ホームの1面2線です。

跨線橋を渡り駅舎に出ました。昭和13年3月築の木造駅舎が健在ですが、無人化されて窓口が閉鎖されています。その代わり、近距離の乗車券は券売機で購入できるようになっています。

丸ポストを拡大してみました。「シルキーポスト」の標識は、丸型ポスト100周年を記念して平成14年6月に立てられました。


滞在時間が1時間あるので伊那街道を散策。天竜川を渡り脇道に入ります。すると「沢」バス停があり、沢の石造群の始まりです。そこには馬頭観音が3つも。

集落道をしばらく行けば、再び石造群。奥には、かなり劣化してはいますが、握手像の道祖神。

更に進んでもう1つ。握手像の道祖神もあります。道祖神といえば安曇野市穂高地区が有名ですが、伊那街道も負けてはいません。

おまけは観蛍橋から見た天竜川。川幅はさほど広くありませんが水深はありそうです。
入線音を録音し、14時55分発の1431M(119系R6編成)に乗車して次なる下車駅を目指します。
つづく