現在、新潟は115系電車の王国と言われていますが、弥彦線には恐ろしく古い115系が走っています。黄色に緑の帯のワンマン対応車で、ドアチャイムが無節操でけたたましく、国鉄オリジナルの狭いセミクロスシートのアコモです。今度のダイヤ改正でE129系が本格投入されると運用離脱すると言われているので、これを狙う者がにわかに増えています。
それでは、最近の弥彦線のY編成達を見てみましょう。
2015年2月1日。弥彦線からの147Mは、Y3編成で新潟駅1番線に到着しました。
雪が降りしきる中、上沼垂に引き上げていきました。
2015年2月11日。この日の147MはY3編成でした。「北越3号」が引き上げた後なので、2番線からじっくりと撮影出来ます。
新潟駅で撮るだけでは芸がないので、2015年2月14日に内野駅から147Mに乗車してみました。
車内に入ってみると、確かに狭いボックスシートで、レトロな傘掛けが整然としてました。
越後線147Mは車掌乗務列車なので、運賃箱はカバーが被さっていました。運転席との仕切りは白い柱。
「クモハ115-501」に乗車。荷棚がまたレトロです。左下のスピーカーは何のためだろう。
新潟駅に到着しました。Y1編成の編成美です。
2015年2月20日。越後線147MはY1編成でした。
2015年2月28日。東三条駅0番線に行ってみると、Y1編成が待機してました。既に撮影されている方は数あまた。
「クモハ114-501」の銘板。昭和40年に日本車輌で製造されました
折角なので、この弥彦線232Mに北三条駅まで乗車します。天井の扇風機が如何にも国鉄型車両であることを示しています。
北三条からの帰りである235MはY3編成が充当されました。
「クモハ115-504」に乗車。プレートはいつの間にか無くなっており、「Mc115-504」とシールで貼られてました。
「クモハ114-504」もご覧下さい。こちらも紙で貼られています。荷棚の非常ハシゴが印象的です。
東三条駅に到着したところで、「クモハ114-504」の銘板を御覧下さい。昭和41年に汽車會社で製造され、昭和58年に幡生工場で改造を受けています
弥彦線Y編成の現況は以上です。現在、弥彦線で運用されているY編成はここに挙げた2編成のみと思われ、Y2編成は運用離脱したと言われています。
ところで、本日新ダイヤを見返したところ、弥彦線から越後線経由で新潟まで至る定期列車がなくなっています。弥彦線ではワンマン運転継続なので、恐らく越後線などとの共通運用のE129系またはE127系が賄われるとみられます。ということは、ここに挙げたY編成は3月13日限りで運転終了でしょう。何せ、前回の全検から2~4年経ているので、「北越」と共に終焉を迎えてもおかしくないですね。
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