クハ481-103の駅巡り旅のページ

鉄道の旅を楽しみながらJR線全駅踏破を目指しています。

飯田線全駅下車への道・第9回(その5)

2015-03-26 22:34:45 | 中部縦貫線

池場駅から519Mに乗車。大原トンネルで山を越え、日本トップクラスの秘境駅へ。



13時19分に小和田駅に到着。対面式ホーム2面2線だったのですが、交換設備が撤去されて棒線化されています。



小和田駅が豪雪の駅だとは思いもしませんでした。折角なので雪をかぎ分けて進んでいくと、「愛知県・静岡県・長野県」の三県境界標がありました



駅舎に向かう道すがら、ホームからちらりと天竜川が見えました。こんな断崖絶壁に駅を設けた三信鉄道に拍手です。



それでは駅舎撮影。昭和8年12月築の木造駅舎が健在です。トイレはありません。



ファサードの部分を拡大。純粋無垢な木造駅舎そのものといった佇まいです



では駅舎の中へ。窓口や荷物扱所の跡がしっかりと残っています。つい数年前までは有人駅で、その当時の営業時間まで掲出されていたとはただただ驚きです。



待合スペースも木造の長椅子です。当然ながら駅ノートがあり、机まで用意されています。窓もまた雰囲気を感じさせます






駅舎内のアイテムもろもろ。小和田駅は皇太子妃雅子様の旧姓の駅だったということで、実際に結婚式を挙げられたカップルが居たり、「花嫁号」が走ったりと一時期人生の門出のスポットとして賑わったことがあります。勿論、今はもとの静かな秘境駅に戻っていますが。



では時刻表を。下り8本、上り9本です。小和田駅での滞在時間は21分だけど、しょうがないか。



短い時間ながら周辺散策。推定で50cmは積もったであろう雪の坂道を下ります。下りた先には何やら東屋が。



その東屋には「愛」と書かれたベンチがありました!この日は無人でしたが、気候のいい時期は実際に座って記念写真に収めるカップルも居ることでしょう。実際、JR四国にはこの手のスポットが設けられている駅が何駅かあるし。



もう少し下ると、人家らしきものが数軒ありました!実際に人が住んでいるかどうかは不明です。


そろそろ出発の時間が近づいて駅ノートに記帳すると何やらアナウンスが。


「13時40分発の豊橋行きは10分ほど遅れて運転しております。」


今回は儲けました。追加された滞在時間で駅ノートを見返していたり…。勿論、喜んでばかりはいられませんが。



最後のもう1つアイテムを。旧国鉄時代の駅名板です。小和田駅は誠に見所の多い秘境駅でした。


つづく


<ブログランキングに参加しています。是非ワンクリックお願いします。>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログランキング