クハ481-103の駅巡り旅のページ

鉄道の旅を楽しみながらJR線全駅踏破を目指しています。

山陰本線全駅下車への道・第4回(その8)

2018-07-12 21:57:37 | 山陰線

16時6分発の539K(キハ47 1019+キハ47 165)で諸寄駅を出発。



16時13分に居組駅に到着。一見する限り片面ホーム1面のみの構内に見えますが…。



向かいには土に還ろうとしているホームが。そう、居組駅は交換設備及び副本線が撤去されて棒線化されているのです!



では駅舎の中へ。無人化されて窓口や荷物扱い所が封鎖されています。ベンチは3人分。



それでは駅舎撮影。明治44年3月築の木造駅舎が健在です。トイレは浜坂方にありますが、汲み取り式です。



駅名板を拡大。少しかすれていますが、「居組駅」とちゃんと書かれています。尚、「居組」という地名は、「入り組んだ土地」に由来するそうです。



駅舎前にはミニ庭園が。左右にあって、しかも可也状態が良さそう。管理する人がいるのかな。



44分の滞在時間を利用して周辺散策。うっしーさんのサイトで第119位(2018年7月12日現在)ということで、県道128号を下って数分ほどで人家が現れました。



10分ほど下って新興住宅地が現れると、高規格道路に出ました。「ジオパークロード」といいます。



帰りは異なるルートで。立派な森林浴になりました



駅ノートに書き込んだりしているうち、地元のサッカークラブ(?!)の少年たちがやって来て、急に騒がしくなりました。駅舎の柱に登ったりするのは本当に閉口しました。彼らと共に、3分遅れでやってきた16時57分発の540K(キハ47 143+キハ47 1113)で浜坂へ。


今日現在で200名もの死者を出してしまった「平成30年7月豪雨」。昨日はJR九州の運転見通しについて書きましたが、今日はJR西日本の運転見通しについて書かせてもらいます。現在、舞鶴線、山陰本線(益田~東萩)、因美線の用瀬以南、姫新線の上月以西、津山線、芸備線、伯備線(総社~上石見)、福塩線(神辺~府中を除く)、山陽本線(笠岡~海田市、岩国~徳山)、木次線(出雲横田~備後落合)、芸備線、呉線、岩徳線でそれぞれ運転を見あわせています。そのうち、伯備線の総社~豪渓間は明日、津山線の岡山~玉柏、野々口~津山間はそれぞれ7月17日に、山陽本線の笠岡~福山間は明後日、福山~三原間は7月18日にそれぞれ運転再開します。「スーパーはくと」は明後日から京都~智頭間に限って5往復運行されます。舞鶴線、因美線の用瀬~智頭間、福塩線の福山~神辺間、芸備線の広島~上深川間、山陽本線の岩国~柳井間、山陰本線の益田~東萩間は、それぞれ数十日で復旧するでしょう。しかし、山陽本線(三原~海田市、柳井~徳山)、岩徳線、呉線、芸備線の下深川以東、木次線の出雲横田以南、伯備線の豪渓~上石見間、福塩線の府中以北については、復旧までに多くの年月を費やすでしょう。特に、芸備線の下深川~三次間の復旧工事は、恐らく年単位の戦いになるでしょう。山陽本線の長期運転見合わせは、ニッポンの物流に深刻な影響を及ぼしています(JR貨物の稼ぎの3割が消失!)。一日でも早い復旧が待たれます。


つづく

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山陰本線全駅下車への道・第4回(その7)

2018-07-11 12:40:26 | 山陰線

平成最悪の豪雨災害といわれる「平成30年7月豪雨」。西日本の多くの鉄道路線で多数の被害が発生しましたが、JR九州は、被災線区の運行見通しを発表しました。福岡空港行き電車が土砂に乗り上げた筑肥線の筑前深江~唐津間は今日から運転再開してます。しかし、大川野~肥前長野間にて大規模な土砂流入があった影響で運転を見合せている同線の山本~伊万里間については、本日よりバス代行が実施されています。また、上穂波~筑前山家間で大規模な土砂流出などがあった「原田線」についても、本日よりバス代行が始まっています。そして、鎌瀬~瀬戸石間で発生した大規模な土砂流入の影響で運転を見合せている、肥薩線の八代~吉松間については、昨日から八代~人吉間に限り平日のみバス代行が実施され、人吉~吉松間については本日より直行便によるタクシー代行が実施されています。肥薩線については、「SL人吉」などのジョイフルトレインを抱えることから、お盆前に全線復旧することを信じましょう。



さて、本題に。山陽本線538Kは、15時20分に諸寄駅に到着。片面ホーム1面のみの構内です。



では駅舎の中へ。3人分のベンチが設けられています。



それでは駅舎撮影。開業当時からの木造駅舎が健在です。トイレは鳥取方にありますが、汲み取り式です。



駅名板を拡大。扇子状の凝ったつくりです。15年振りの訪問ということで、字が相当かすれているように見えます。



46分の滞在時間を利用して周辺散策。駅前には篠原無然の碑が。



2分ほど下ると、曹洞宗の寺院である、諸谷山 龍満寺に到着。



家の宗教は曹洞宗ではないですが、旅の安全を祈願してきました



で、その龍満寺は諸寄小学校の跡地なのです



ガードをくぐると漁村に。諸寄荘YHがあり、飲料を調達してきました。



その諸寄荘YHの前には、「篠原無然生誕地」が。篠原無然は明治22年3月7日生まれの社会教育の先覚者。大正11年11月5日に没しました。



古い住宅地を抜けて国道178号を横切ると、諸寄海水浴場に出ました



トンネルの入り口には先の尖った岩が。前田純孝の歌碑です。


話が変わりますが、JR東日本水戸支社は昨日、常磐線の「佐貫駅」が2020年春に「龍ヶ崎市駅」に改称されることを発表しました。前々から龍ヶ崎市民が要望してきたことですが、安部総理の相次ぐ増税延期で先送りになっていました。来秋には予定通りに消費税増税がなされることから、今回の改称に至ったのです。


つづく

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山陰本線全駅下車への道・第4回(その6)

2018-07-09 19:42:32 | 山陰線

14時34分発の1537K(キハ121-6)で東浜駅を出発。



14時40分に岩美駅に到着。交換可能駅で、2面3線の構内です。



跨線橋を渡って駅舎の中へ。改札の左手に窓口(「みどりの窓口」ではない!)があり、営業時間は6:50~18:00です。待合ベンチは18人分。手前側にはKIOSKがありましたが、平成27年(?!)7月末をもって閉店しています。



それでは駅舎撮影。明治42年11月開業時の駅舎が健在です



駅舎の前にはミニ庭園が。開業100周年記念碑も設置されています。



鳥取方には観光案内所が。岩美駅のトイレも兼ねています。



短い時間ながら周辺散策。駅前には福寿商店が。食事処も併設されています。



福寿商店の向かいには、「れすとはうす ロマン」が。いつでもモーニングを提供しているそうなので、大岩駅でカニ尽くし弁当なんか食べなきゃよかったな。。



折角なので、駅前通りを進みます。



3分ほどで「岩美すこやかセンター」(岩美病院)に到着。



そこには、先ほどの「岩美町」のバスが止まってました



15時3分発の538K(キハ47 165+キハ47 1019)で浜坂方面へ。


今こうして「山陰本線全駅下車への道・第4回」をUPしていますが、「平成30年7月豪雨」により、中国地方、四国地方、九州地方の一部地域及び岐阜県下は「激甚災害」に見舞われ、今日現在で111人もの尊い命が奪われました。今回被災した地名に「中野東」などが登場し、私は大変ショックを受けています。倉敷市の小田川の洪水は連日報道されているところです。山陽自動車道の広島県区間の一部が未だに通行止めが続いており、山陽本線の三原ー海田市間及び岩国ー徳山間は運転再開の見通しが立っておらず、ニッポンの物流へは甚大な被害が及んでいます。佐川急便は1府7県で集配送を停止し、ヤマト運輸は被災地域を中心に配送が出来ない状況です。用具が届けられない影響で、金曜日の中日VSヤクルト戦が中止となりました。JR関係では、高山本線の坂上~打保間では土砂流入で線路が路盤ごと流され、芸備線の白木山~狩留家間の三篠川橋梁が流され、予讃線の本山~観音寺間の財田川橋梁は基礎が崩壊しました。これを言ったら罰が当たりますが、私は、冬シーズンにあき亀山駅などを訪問する予定です。しかし、芸備線の運転再開にはかなりの期間を要しそうなので、ちょっと考え直さなきゃいけないね。地球上では、近年海水温の上昇が顕著となって降水がますます激しくなっており、梅雨末期には必ずといっていいほど「激甚災害」を生み出しがちです。とにもかくにも、このたび被災されました皆様には、心からお見舞い申し上げます。


つづく

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山陰本線全駅下車への道・第4回(その5)

2018-07-07 08:15:02 | 山陰線

13時32分発の536Kで福部駅を出発。「キハ121-6」の単行なので、スーツケースをもった女性の隣に座らせてもらいました。福岡から来て山陰を旅しており、新潟まで行った後にフェリーで苫小牧に行くとか。



13時52分に東浜駅に到着。交換可能駅で、対面式ホーム2面2線の構内です。




駅前で女性が駅舎撮影してたので駅舎の中へ。5人分座れるベンチとなっています。



彼女の駅舎撮影が一段落したところで私も駅舎撮影。昨年4月12日にコンクリ駅舎となりました。



その駅舎を視点を変えて。「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の停車駅ということでルーフが設けられています。



京都方には「東浜駅設置の碑」が。東浜駅は、昭和25年1月1日に開業しました。



駅前には「東浜駅前陸上バス待合所」が。東浜駅のトイレを兼ねていたりします。



では、そのバスの時刻表を。平日は7往復、土日祭日は6往復となっています。



軒先にはサルスベリが。これは8月19日の旅行記です。



駅から200mの所には「AL MARE」が。彼女はアポを取ってお茶しに行きました。「瑞風」のお客さんが立ち寄るということで、ランチコースは3000円程度の強気の価格設定。よって、私は候補から外しました。



で、AL MAREの隣には東小学校の跡!校舎が新しく二宮金次郎の像が建っているので何だか勿体無いような気がします。



折角なので、海岸の方へ。「白砂青松」を絵に描いたような海岸です



砂浜には男の人が1人。感傷に浸っている、いや、AL MAREのアポを待っているのです。



夏色の浦富海岸。この旅で最も印象に残った風景となりました



駅に戻ると、「岩美町」のバスがやってきました


つづく

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山陰本線全駅下車への道・第4回(その4)

2018-07-05 18:51:56 | 山陰線

出発の時間が近付くと、1人の女の子がやってきました。彼女と少し話し込み、12時48分発の533K(キハ47 1113+キハ47 35)で鳥取方面へ。乗り込むや否やトイレ直行。



12時54分に福部駅に到着。交換可能駅で、島式ホーム1面2線の構内です。



構内踏切を渡って駅舎の中へ。3人分座れるベンチが設えられています。



時刻表を。一部時間帯を除いて上下それぞれ1時間ヘッドです。滞在時間は37分。



それでは駅舎撮影と思ったら、前に眼鏡女子が立っていたのでバス停の時刻表を。らっちゃんバスが発着します。熊谷方面が5本、総合支所~細川、岩戸方面が3本ですが、土日祭日など運休です。



それでは周辺散策。駅前にはJA鳥取ふくべ。



川を渡り、県道188号へ。



4分ほど歩くと郵便局が。付近の大きな建物は鳥取市福部支所。



更に進んで行くと、福部中学校に差し掛かります。



すると、日本交通のエルガが通過していきました



水田に分け入ると大きな砂丘がこれこそ、かの鳥取砂丘だろうか。



先ほどの彼女が駅舎から離れて彼氏(?!)と話し込んだので駅舎撮影。白地の小さい待合所です。



駅舎の前には、意味ありげな大きな駅前広場と樹木が。嘗ては大きな木造駅舎が建っていたに違いありません。



鳥取方にある和風の建物。トイレです!離れていたので気付かなかった。。



出発の時間が近付きホームへ。ホーム上の待合所には12人分のベンチが設けられています。



福取峠を越えることなく、13時32分発の536Kで浜坂方面へ。


つづく

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山陰本線全駅下車への道・第4回(その3)

2018-07-03 12:22:35 | 山陰線

山陰本線駅巡りの前にニュースをお伝えします。阿武隈急行は一昨日、梁川駅前で全線開通30周年イベントが開催され、同駅構内の車両基地も一般公開されました。その中で、千葉社長は、来年7月に投入される新型車両について言及しました。「AB900系」といい、E721系など同じような外観のブルーの車両です。現在の阿武隈急行の主力は8100系ですが、開業当時から使用されているもので、そろそろ経済的寿命を迎えるからなのでしょう。



さて、本題に。山陰本線167Dは11時18分に浜坂駅に到着。速攻で531Kに乗り継ぎます。「キハ121-6」のみの単行で、「同業者」と相席になるのがやっと。



11時48分に大岩駅に到着。片面ホーム1面のみの構内であり、ホームは山陰本線最狭レベルです。



それでは駅舎撮影。ホーム上にあるコンクリの待合所です。トイレはありません。



では駅舎の中へ。6人分座れるベンチが設えられています。



お昼時なので、城崎温泉駅で購入したカニ尽くし弁当で昼食。カニ寿司とカニ飯といった陣容。



お腹が落ち着いたところで駅前を。国道9号を挟んで向かいにはJ-PLACE BAOO(場外馬券販売所)。



1時間の滞在時間を利用して周辺散策。駅前の踏切の鳥取方には桜並木が続いています。



「くいものや」の手前にある和風の建物へ。案内図では「コンビニ」となっていましたが、見事なまでに「テナント募集」。



国道9号を鳥取方面へ。セブンイレブンのような建物を発見しましたが、これも「貸店舗」。皮肉にも、ここにきて便意を催すわ…。



ひたすら歩き続けること13分、武王大明神に到着。



本殿に行き、旅の安全を祈願してきました



踏切を渡って、異なるルートで駅に戻ります。古い住宅地でした。


駅に近づくと、枝豆畑の中を通過します。山裾には高規格道路が見えますが、高速道路にしてはICがあまりにも多過ぎ…。


つづく

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山陰本線全駅下車への道・第4回(その2)

2018-07-01 18:09:00 | 山陰線

前回はこちら



東海道線707Kは6時27分に京都駅に到着。37分発の山陰本線225M/1123M(223系F2編成+221系K19編成)に乗り継ぎます。進行方向左側に陣取って朝食タイムにしましたが、終点・福知山までカップルと相席に。



8時38分に福知山駅に到着。特急券などを購入し、49分発の「きのさき1号」(287系FA007編成+FC004編成)に乗車。京の贅沢で一杯やりました



9時52分に城崎温泉駅2番乗り場に到着。一見する限り、以前と何ら変わってないようですが…。



それでは駅舎撮影。一昨年11月5日に温泉街の情緒に合うよう、木調と白壁を基調としてリニューアルされました。



「城崎温泉駅」の駅名板の下には暖簾も取り付けられました



豊岡方にあるトイレも現代風にリニューアルされました。



では駅舎の中へ。「みどりの窓口」は以前はどこの地方駅にあるようなタイプでしたが、この度のリニューアルで内包型に変わっています。因みに、駅員の制服も浴衣姿。



待合スペースも様変わり。「KIOSK」は「おみやげ街道」になり、営業時間は8:30~17:00です。待合ベンチも個別型になりました。



駅前の観光案内所も変わりました。「SOZORO」になっています。



その「SOZORO」の中へ。木目調に変わりました。その後、「さとの湯」の足湯に浸かりましたが、先ほどの「きのさき1号」の車内にミッフィーのバッグを忘れてきたことに気付き、駅員に言って取り返してもらった次第。



10時24分発の167D(キハ47 5+キハ47 1133)で浜坂方面へ。右手には夏色の日本海が


つづく


参考サイト   さいきの駅舎訪問

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