西梅田と阪急十三間で進められている新線計画で、新大阪駅北側にある阪急電鉄の「幻のホーム」が40年振りに日の目を見る可能性が出てきました。
赤の破線部分が阪急「新大阪駅」
新線計画は、阪急が淡路~新大阪~十三間を1961年に事業許可を取得し、新大阪~十三間の用地の80%を確保していましたが、淡路~新大阪間、住民の反対で中止を余儀なくされ、2002年に淡路~十三間は建設を断念し、国土交通省に事業廃止届けを出していました。
しかし、大阪市営地下鉄が、四ツ橋線を延伸する形で新線計画をしていますが、この新線はJR大阪駅北ヤード(梅田貨物駅)を通り、十三で阪急と連絡することで、阪急と2015年の春の開業を目指した協議を続けていることが分かりました。
両社の新線計画路線
つまり、地下鉄で西梅田~十三へ、阪急で十三~新大阪へ相互乗り入れをするものと思われます。
そこで、長いこと雨ざらしになっていた「幻のホーム」阪急の新大阪駅ホームの実現性が帯びて来ました。
又、地下鉄四ツ橋線の西梅田駅は、そのまま延伸出来ません。
と言うのは、同じ地下2階の北側には阪神電鉄が通っており、そこを避けるため現在の西梅田駅の南からトンネルを掘り直さなくてはなりません。
そこで阪神と結合して淀川の下をくぐって十三の地下駅に至るルートが有力です。
「御用済み」となる西梅田駅については、現在のホームを掘り下げて新ホームを造り吹き抜け構造という考えもあり、これからの新線計画が益々楽しみになってきました。