徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

映画「僕達急行・A列車で行こう」

2012年03月28日 10時16分48秒 | 映画・社会

この映画は、鉄道が好きでない方には理解できないところがあるかも知れません。
登場人物の名前や会社などの名称がほとんどが特急列車の名前です。
大げさな作品ではなく、コミック的なコメデイーな作品で、肩が凝らず、ゆったりと見れる映画でした。

人間関係や仕事でも、この鉄道趣味を通じて意気投合して、上手くいくのが、この映画のテーマとなっているようです。
但し、恋は、なかなか上手くいかないということです。

  

鉄道趣味といっても、そのカテゴリーは多彩で、その人によって楽しみ方は色々あります。
”乗り鉄”とか”撮り鉄””録り鉄”などは、一般的ですが、車窓を見ながら音楽を聴くという楽しみ方には、少々驚きました。
これは、なに鉄というのでしょうか。
つまり、鉄道フアンに、枠を付けることが出来ないということで、楽しみ方は人それぞれなのです。

”乗り鉄”の鉄道を楽しみ方の一つは、電車の振動やそのリズミカルな音、そこにはモーター音などがあるのですが、それは全く無視して、イヤホーンで音楽を聞きながら身体を揺らしながら、車窓を楽しむという方法もあるようです。

その楽しみ方をしているのが、”のぞみ地所”の社員 小町 圭(松山ケンイチ)と”コダマ鉄工所”の二代目 小玉健太(瑛太)は、その鉄道趣味から仲良くなり、ふとしてきっかけで、小町がコダマ鉄工所の寮に入ることとなりました。

 
 


小町は、トレインビュー(鉄道の見える風景)が出来るマンションを探していたのですが、九州支社に転勤することになりました。

九州支社では、どうしても口説き落とせない”ソニックフーズ”の越後社長(ピユール瀧)がいたのですが、彼が鉄道フアンと言うことから、小町や小玉と意気投合し、仕事が好転してゆきます。

が、それとは反対に、恋は、仕事ほど上手くいきません。
小玉の見合い相手の大空あやめ(松平千里)にぞっこんだったのですが・・・・・

小町の相手のOLあずさ(貫地谷しほり)や社長秘書のみどり(村川絵梨)から好意を受けるのですが、あと一歩が踏み出せません。

この作品の監督、脚本は森田芳光さんです。
その森田監督は昨年12月20日に急性肝不全で無くなられ、遺作となりました。

森田監督の作品には、”失楽園”とか”武士の家計簿”など多数あり、ご冥福をお祈りいたします。

この作品には、他に笹野高史、西岡徳馬、伊武雅刀、伊東ゆかり、松阪慶子などが出演されており、この作品に彩りを添えています。

最後に、主に九州のJR特急の走行がふんだんに出てきます。
鉄道フアンにとっては、この場面だけでも楽しくなります。