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映画「ストロベリーナイト」

2013年02月02日 11時17分50秒 | 映画・社会

誉田哲也の人気ミステリー小説「姫川玲子シリーズ」を原作にしたテレビドラマの劇場版。
最後の場面以外、どのシーンも雨の中でストーリーは進んで行くのがこの映画の特徴なようです。

雨の音としたたる滴の音が、この映画のBGになり、登場人物の心情を表しており、一つのリズムを出していました。
ストーリー自体が暗いものなのですが、その雨で余計に暗くなると言うことがなく、それが余計に緊迫感を出していたようです。

さて、ストーリーですが、警視庁捜査一課の女刑事・姫川玲子(竹内結子)がやくざを狙った連続殺人事件に挑む内容です。
その女刑事と暴力団幹部(大沢たかお)との禁断の恋と警察の隠ぺいが複雑に交錯し、もつれ合う事件の真相はどうなのでしょうか?

   

姫川が率いる姫川班は、管轄内で起きた4人の殺人事件を担当することになります。
警察が合同特別捜査本部を設けて捜査に臨む中、当初は、暴力団の内部抗争として捜査を進めますが、姫川は、それに疑問を感じます。
そんな中、犯人は柳井健斗(染谷将太)というタレコミがあるのですが、上層部は、それを無視するように命令します。

それに納得しない姫川は単独で捜査を続けて行きます。

  
  移動したはずの井岡(生瀬勝久)も捜査会議に   マキタとの出会いも、雨が・・・・・       



菊田(西島秀俊)を始め、姫川の部下、石倉(宇梶剛志)や葉山(小出恵介)ら姫川斑メンバーは、姫川の単独行動をサポートします。
その中で、事件は、柳井の家族を襲った9年前の事件が発端と知り、柳井の知り合いというマキタという男に出会います。
それが、龍崎組若頭補佐、極清会会長の牧田勲(大沢たかお)で、この出会いが大きく姫川の人生を変えていきます。

警察の威信を揺るがし、捜査は思いがけない方向に進んでゆきます。

なぜか、結末の画面には、雨もあがり青空が広がっている公園。
捜査方針に背いた姫川班は、分裂し、それぞれ所轄に配属され、姫川班の最後という触れ込みですが、いずれ集結して姫川班が復活するだろうと感じさせるラストシーンでした。