嵯峨釈迦堂とも呼ばれている五台山清凉寺の本尊釈迦如来は、国宝で三国伝来(インド~中国~日本)の生身のお釈迦様と言われています。
三国伝来というのは、インドからヒマラヤを越え中国に伝わり、中国にわたった奈良東大寺の僧が、寛和元年(985年)に模刻し、日本に持ち帰りました。
国宝 釈迦如来像 内臓品 (レプリカ)
この釈迦像の身体を包む衣文の流れも異国的であり、眼には黒水晶、耳には水晶がが入れてあります。
そして、体内には絹で作られた五臓六腑が入っていました。
と言うことは、この時代に解剖があったのではないかと言われており、生身の仏さんであるとも云われています。
講堂でこのお寺のお坊さんから以上のようなお話を可笑しく興味深く話があり、なかなか弁が立っての案内でついつい引き込まれて聞き入りました。
秋の特別公開中ということで、胎内の納品(レプリカ)や阿弥陀三尊像など国宝が公開されています。
さて、紅葉は、このお寺の裏には、立派な庭園があり、そこには紅葉をも楽しむことが出来ました。