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岩国と安芸の宮島一泊旅行 ⑤ -弥山と豊國神社他ー

2014年09月21日 08時59分25秒 | 旅行・観光

弥山は、宮島の中央部にある標高535mの山で、古くから信仰の対象となっています。
平安時代に空海が弥山を開山し、真言密教の修験道場となったということです。

山頂には2013年に立て直された展望台があり、瀬戸内海国立公園内に位置し、弥山の山麓は、世界遺産の「厳島神社」の登録区域の一部となっています。

  

 
    

山麓にある世界遺産「厳島神社」は、社伝によると、推古天皇元年(593年)に、当時の豪族が社殿を創建したことから始まりました。
現在の社殿と同じような規模には、平清盛が仁安3年(1168年)ごろ造営して、平家の氏神となりました。

その周辺には大願寺を伽藍の中心とする五重塔、豊國神社(千畳閣)、多宝塔などがあります。
大願寺は、1201年ごろ再興されたと伝えられ、厳島神社の普請奉行として寺社の修理、運営などを一手に担っていました。

  

  
          千畳閣の内部                             多宝塔 

その中で豊國神社(千畳閣)は、豊臣神社が九州に出陣の際、戦没した武将の霊を慰めるため、また平和と繁栄を祈願して、宮島に、桃山時代の建築様式を天正15年(1587年)に建てたものです。
秀吉が亡くなり、工事が中止され、未完ながら国の重要文化財に指定されています。

  
        町家通り 金鳥居の辻から五重塔を望む    



五重塔は、応永14年(1407年)に、また多宝塔は、大永3年(1523年)に、また清盛神社は、昭和29年(1954年)清盛 没後770年を記念して建立されました。

このように、厳島神社は、推古天皇元年から1400年以上に亘って逐次新しいものを加え、生まれ変わってきたようです