今日から交流戦後、再びリーグ戦が再開されます。
トラは、なぜか明日からのヤクルトとの2連戦を甲子園で開始されます。
来週も23,24日と広島戦が長野、富山で2連戦。
昨年の交流戦でも2連戦は戦いにくいということであり、今年から3連戦にしたと聞いていますが、よりによって交流戦が終わって2連戦を戦わなくてはならないとは、少々皮肉です。
さて、今年の交流戦は、セ・リーグで勝ち越したのは、トラだけで、12球団中6位で10勝8敗でした。
例年、交流戦で苦戦していたトラが、勝ち越し、今年はさぞかし内容も良く、これから期待をもたせるのでしょうか・・・
しかし、勝敗はともかく、内容は一つも向上していなかったようです。
交流戦でも、チーム打率は、12球団最低の 0.235(0.228)、防御率は、下から5番目の3.90(3.88). ( )内は、交流戦前までの成績。
本塁打1試合当 盗塁1試合当 得点数1試合当 失点数1試合当
交流戦 9 0.5 4 0.22 57 3.17 80 4.44
リーグ戦 20 0.43 18 0.39 137 2.98 196 4.26
(交流戦は 18試合、 リーグ戦は 46試合で計算)
以上から、数字的にはリーグ戦とほとんど変わったところはありません。
どちらにしても、打てない、守れない、走れない、のないないづくしで、全体にチーム力としては低調です。
もう一つの特徴は、連勝するかと思えば連敗し、それも勝つときは辛勝も,負ければ大敗し、得失点差は、断トツに最低です。
得失点差 1試合当 試合数
交流戦 ー23 ー1.28 18
リーグ戦 -59 ー1.28 46
6/16現在 ー82 ー1.28 64
参考にセ・リーグの得失点差は、6/18現在
広島 +25 巨人 +17 ヤクルト -1 中日 ー7 DeNA ー24
ここまで、交流戦を含むトラの試合数64試合は、ほとんど変わらない戦い方をしています。
ここに作戦と言うものがあるのか、疑わしい思いです。
つまり、得点能力を向上させる手っ取り早いのが、打つことでしょうが、気になるのは、交流戦18試合で盗塁数はわずか4個、コーチの指導はもとより、選手の意識の悪さの証明ではないでしょうか?
手取り早い方法として本塁打ということで、マートンの代わりとしてか、BCリーグから新助っ人を獲得しました。
これが、刺激になればよいのですが、どうやら、このような方法は、首脳陣の無能さを暴露しているようです。
交流戦を見て、改めてパ・リーグとの違いを見た思いです。
首脳陣の勝負にこだわる采配、個々の選手の表面に出るガッツでチーム一丸としての姿勢を期待したいものです。