棚ぼたのCS進出も、ファストステージ止まりでした。
シーズン中と同様、やはりここ一番の弱さが出て、巨人より勝負の執念がなかったように思うのは、思い過ごしでしょうか・・・
その勝負弱さはどこから来ているのか、今年のトラの戦い方から探って見たいと思います。
今シーズンで辞める監督のことを今更あれこれ言っても仕方がないことかも知れませんが、和田監督について書いてみます。
ともかく4年間、ご苦労様でした。
でも、今年のトラの戦い方を検証するには、和田監督の動きや考え方が重要な要素を締めます。
特に2011年の秋、監督就任に際して、「ほんの少しのスパイスを加えれば優勝出来る」と語っていました。
そのほんの少しのスパイスとは一体なんだったのでしょうか・・・
和田監督には、この4年間に共通する現象があります。
あくまで報道されているものであり、真偽のほどは保証の限りではありませんが・・・
和田監督の気配りは有名ですが、プロとしての厳しさに欠けると言われています。
厳しさの欠如は、求心力をも欠いていたようです。
監督としての独自性を出すため、シーズン初めからキャッチャーに梅野を使うといいながら、投手陣との呼吸が合わないという理由(?)で2軍に落とし、最後まで肝心なところでは使いませんでした。
思い切りの良いバッテイングが
魅力の梅野捕手 来期は正捕手になれるか・・・・
一説によると、打てないから勝てない、援護がないから投手陣が委縮する、委縮すると配球ミスが命取りになり、投手陣の踏ん張りが出来ないと捕手のリードのセイにされるという悪循環で、監督は初心を貫くことが出来ませんでした。
結果を重視される人気球団ということもあり、一時が万事、積極的な若手起用が出来ず結果重視のため、ベテランと外人をあてにする戦い方になってしまいました。
これでは、自分の考えを貫くことが出来ず、スパイスを加えるより、周りの考えに左右されたのではないでしょうか・・・
来季の監督予定に、金本氏が報道されています。
監督の首を挿げ替えただけで、トラを変えることが出来るのでしょうか・・・
確かに一時的には変わるかも知れません。
でも1年を通じて変えることが出来るかどうか・・・
プレイの実績は十分過ぎるほどあるのですが、指導者としての実績は皆無であり、野球以外のうわさにもファンだけではなく、世間的にどうなのか、はっきりとけじめをつけて欲しいものです。
一体、この事態となって、フロントの責任はどうなったのでしょうか・・・
フロントも変わり、その新しいフロントから新監督を選任して欲しいのですが・・
といっても、監督が代わる他球団は、どんどん先を進んでいます。
トラは、試合だけではなく、何をするにも、後手後手になっているようです。