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秋の福井・金沢の旅 ⑤ -ひがし茶屋町ー

2012年11月23日 11時33分23秒 | 旅行・観光

昔の面影を多く残している金沢へ来ました。
昨日は、山中温泉で泊まりましたが、一晩中雷雨が激しく、今日の天候が危ぶまれ、予報でも降雨確率90%で、今日は、雨との戦いを覚悟して、金沢駅に降り立ちました。

しかし、今のところ、その雨も明け方から収まり、今日一日なんとかこのままでと思い、まずひがし茶屋町に向かいました。
金沢には、茶屋町は、ひがし茶屋町、にし茶屋町、主計茶屋町と三つありますが、今日はその内のひとつ、ひがし茶屋町に行きました。

この、ひがし茶屋町は、文政3年(1820年)加賀藩、前田侯による街割りで金沢市浅の川界隈に隣接して設置されました。

  
  小雨けむる ひがし茶屋町界隈                      ”懐華樓”   


現在では、国の重要伝統的建造物保存地区に選定されています。
その中でも”懐華樓(かいかろう)”は、ひがし茶屋町の中程にあって、金沢で一番大きな築190年以上のお茶屋だそうです。

今では、昼は一般公開されていますが、夜は一見さんお断りで華やかなお座敷が上げられています。
で、この懐華樓を見学しました。
玄関を入ると、真っ赤な階段が目につき、2人が並んで昇れるようになっているそうです。
但し、帰りは、この階段ではなく、誰にも分からないように裏の狭い階段を一人で降りて帰るようになっているそうです。

  
  赤い階段をのぼると・・・・・                     玄関には、赤い、丸いゲタが・・・・
 

  

遊びも、町人とお武家さんのそれとは違うようで、部屋も違います。
太閤も負けそうな金箔の畳の部屋には金箔の茶器があり、剛毅な遊びをしたのが伺えられます。

  
   金のたたみと金箔の茶器              ”花嫁のれん” 金沢の伝統は今・・・

  
   茶屋の部屋の一つ                         雨もまた情緒が・・・・


中では、この当時の話を面白、可笑しく、人をそらさない巧みな話術で我々お客を引き込む仲居さんの話に耳を傾けました。

雨も小ぶりで、この界隈を傘をさして歩くのも、中々趣がありました。



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