薬師寺を後にして、唐招提寺に向かいました。
距離的には、約700mぐらいでしょうか、10分ほどで唐招提寺の南大門に着きます。
その途中は、民家があるのですが、なにやら昔の風情、匂いが感じられ、屋根の間から若草山が見え隠れを楽しみながら、古の人も歩いたであろうと思いながら歩きました。
10年ほど前に平成の大修理が行われた時に、訪れて以来の再訪でした。
その時には、大勢の人出で、新しく金堂の屋根に瓦が並べられてあるのを、上から覗くように見た思いがフトよみがえりました。
南大門から金堂を・・・ 金堂
入場制限まであった当時は、南大門前で長らく待たされました。
その時に比べ、今日は全く様変わりしています。
今日の、南大門から金堂までの道は、静寂のなか、何か尊厳な思いに討たれました。
やはり、古寺には、静寂の深まりの中の方が、より遠くを思われるように感じました。
唐招提寺は、奈良時代 天平宝字3年(759年)、平城京の右京、鑑真和上の私寺から始まったと言われています。
御影堂(重要文化財)には、鑑真の肖像彫刻(国宝)が安置され、毎年6月5日~7日のみ公開されます。
鑑真和上像 御影堂
(上記2枚の写真は、唐招提寺wikipediaから)
その時には、鑑真和上像に奉納するため、日本画家、東山魁夷によって新たに描かれた障壁画をも公開されるようです。
機会があれば、その時に訪れたいものですが、その時は、今日のような静寂さは破られるのではと思われますが・・・・・
鑑真和上は、日本からの要請に使命感を抱いて何度も難破したにも関わらず命懸けで日本に渡航してくれたのでした。
この界隈は、割りと空いていましたが、さいきんは人気なのですね。^^
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