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日々の恐怖 7月15日 公的保証

2016-07-15 18:48:10 | B,日々の恐怖




  日々の恐怖 7月15日 公的保証




 週末、夜景を見るため横に彼女を乗せて、〇〇山へドライブに行った。
彼女がいるからよく知っているコースを選んだ。
この前は半年ぐらい前に一人で来たこの道、道を間違えて恥をかく事はないようにと、慣れたコースを選んだ。
 順調に車を走らせ、いよいよ最高のビューポイントに来た。
ここは稜線にそって駐車場があり、車を降りなくても中から景色が見られる。
 しかし、週末とあって、駐車場の空き待ちでズラリと車が並ぶ。
仕方なくしばらくの間だけ待つことにした。
 ところが、駐車スペースが一か所だけポツンと空いている。
見る限り、特にその場所に不具合があるようには見えない。
地面はアスファルトでしっかりしているし、穴が開いているような部分もないようだ。
でもなぜだか端から4台目だけが開いている。
 時間が経っても一向に動きを見せない車の流れ。
業を煮やし、車を降りて待機中の先頭車に、なぜあそこの空きスペースに車を入れないのか聞きに行った。
 すると、車に乗っている人が言うには、

「 あそこは駐車しちゃいけないんだよ。」
「 なぜ?」

と理由を聞くと、

「 あそこに車を止めて自殺したカップルがあったらしいんだ。
それからあそこに車を止めると必ず、エンストしたり急に発進して事故を起こしたり・・・・。」

と不思議な現象を話し始めた。
 その人は、まだ駐車禁止場所になる前にそこに車を止めて、車を出ようとしても車のドアが開かなかったらしい。
無論、エンジンは切っていたし、ドアロックも解除していたと言う。
 興味半分で歩いてそのスペースまで行くと、アスファルトに×印が書かれていて、

“ ここに車を止めないで下さい。〇〇市”

と書かれたプレートを張った小さな柵が置いてあった。
 少し離れた車からは見えなかったけれど、近くに行って、市が書いたプレートや柵を近くで見ると、

“ これは危ないな。”

と思った。
車に帰ると彼女はスヤスヤ寝ていた。












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