日々の出来事 8月23日 三国志
今日は、諸葛孔明が亡くなった日です。(234年 8月23日)
諸葛孔明は、若くして才能を天下に知られ、仕官を多くの王に嘱望されますが仕えるに足る人物がおらず、草盧で晴耕雨読の生活を送っていました。
そんな折、参謀を探していた劉備が草盧を訪れ、“三顧の礼”によって諸葛孔明は参謀になることを承諾します。
そして、政治面でも軍事面でも非凡な才能を発揮し、劉備を支え蜀の建国を成し遂げ、“天下三分の計”を実現させました。
劉備亡き後、蜀を指揮する諸葛孔明は、南蛮攻略を成功させて漢室復興を掲げ、“出師の表”を作り魏討伐を開始します。
しかし、この北伐は成功せず234年 8月23日、五丈原の陣中で病没しました。
諸葛孔明
☆今日の壺々話
奇門遁甲占いの達人“諸葛孔明”、赤壁の戦いを占うの段
「 あの~、孔明さん。」
「 うわっ、話し掛けちゃダメ!
今、奇門遁甲で、これからのことを占ってるんだから!」
「 あの~。」
「 ダメだって、言ってるでしょ!
えっと、この方角から攻めれば・・・。
東から危険がやって来る・・・?」
「 あの~。」
「 今、忙しいんだから!
じゃ、こっちから行けば・・・。
東から危険がやって来る・・・?」
「 あの~。」
「 もう、うるさいなあ。
黙っててよ、集中できないジャン!
これをグルッと右に迂回して攻めると・・・・。
東から危険がやって来る・・・?
う~ん、どうも、東から危険がやって来るぞ。
どうしてかなァ?」
「 あの~、後ろに熊が・・・。」
孔明君
「 ねえねえ、これからお茶でもしない?」
「 今忙しいの、また今度にして・・・。」
あっさり振られた、日を改めて・・・。
「 ねえねえ、今度の日曜日に映画でも行かない?」
「 その日は予定があるの、また今度にして・・・。」
また振られた。
でもそんなことであきらめたりはしない。
「 今度君の誕生日だろ?
ごちそうするよ。
好きなプレゼントも買ってあげるよ。」
「 ご馳走?プレゼント?本当?行く、行く。」
「 本当に?やったぁ。
頑張って誘ったかいがあったよ。」
「 でも、私を連れて行こうってんだから、“一国の主になる”ってくらいの気概を見せてよね!」
「 分かってるさ、やっほ~。」
孔明の出櫨である。
劉備君
許都に滞在していた劉備は、曹操と会談することとなった。
「 丞相殿、あなたの成功の秘訣を是非お伺いしたいですな。」
小柄な英雄は言った。
「 うむ、それは優秀な人材を集めることだろう。」
劉備は深く頷いた。
「 もっともですな。
しかし、どうやって優秀かどうかを見分けるかが難しくはありませんか?」
曹操は答えた。
「 簡単なことだ。
では、やってみようか。」
彼は、荀彧を呼び出した。
「 やあ、荀彧、ちょっとした質問に答えてくれるかな?」
「 どんな質問でしょうか、丞相殿。」
「 あなたのお父上とお母上から生まれた子供で、あなたの兄弟でも姉妹でもない人は誰?」
荀彧は笑った。
「 はっはっは、それは私です。」
劉備は荊州に移るとさっそく、関羽と張飛を呼び出して、例の質問をしてみた。
二人はしどろもどろとなり、緊急の用事を思い出したと言って、いったん劉備の前を辞した。
そして、頭のいい諸葛亮を見つけて、例の質問をぶつけてみたのである。
即座に諸葛亮は答えた。
「 それは私だよ。」
二人は劉備の下に戻り、こう言った。
「 例のご質問ですが、それは諸葛亮殿ですな。」
劉備はひどく落胆した。
こんな連中が片腕では、漢朝復興は絶望というものではないか。
劉備はため息をつきながら言った。
「 どうしようもないな、君たちは・・・。
そんなことも分からないのかね、まったく・・・。」
劉備は、二人の愚か者に答えを教えてやることにした。
「 答えは、荀文若だよ。」
張飛君1
張飛が読書をしていた。
その本には、酒による害について詳しく書かれていた。
彼は、それを読みながら、顔面蒼白となり冷や汗がにじんできた。
「 お、恐ろしい!こんなに恐ろしい事は、もうやめよう!」
彼はそれ以来、絶対に本を読まなくなった。
張飛君2
張飛が酒を飲み終わって店を出た。
彼はすぐに戻ってきて剣を抜いた。
「 誰が俺の馬を盗みやがった?
いいかおまえら、よく聞け。
俺はこれからもう一杯飲む。
飲み終わるまでに馬が戻らなければ、いつか徐州でやったのと同じことをやらねばならん。」
飲み終わって外に出ると、馬は杭に繋がれていた。
店主がついてきて尋ねた。
「 それで、徐州では何をなさったんです?」
「 歩いて帰ったんだ。」
横山三国志
横山三国志を全巻大人買いしたけど、顔と名前が覚えられなくて4巻目で挫折した。
途中で整形したり体型が変わる人物がいるから注意な。
そのうち全員名前書いた旗持つという親切な状態になるから我慢しろ。
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