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大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の出来事 8月20日 鬼熊君の逃亡

2018-08-20 09:37:30 | A,日々の出来事_






  日々の出来事 8月20日 鬼熊君の逃亡






 今日は、鬼熊事件が起こった日です。(1926年8月20日)
岩渕熊次郎は、千葉県久賀村で荷馬車引きを仕事にしていた、真面目で義理人情に厚い35歳の男でした。
この熊次郎が、飲食店で働く子持ちの吉沢けい(27歳)と知り合います。
 純朴な熊次郎は、けいの生い立ちを不憫に思い、稼ぎの大部分を けいに貢ぐなかで、次第に深い仲になって行きます。
地元の人に、“熊さんは けいに騙されている”と噂されていましたが、熊次郎は益々 けいにのめり込んで行きました。
そして、案の定 けいは二股をかけ熊次郎以外に2歳年下の菅沢寅松とも深い仲になっていました。
 このことを知った熊次郎は、けいと口喧嘩になりましたが、これを恐喝として けいと寅松は警察に訴え、けいが住み込みで働いている物品販売業の岩井長松の証言もあり、熊次郎は逮捕され恐喝罪で懲役3ヶ月、執行猶予3年の判決を受けてしまいました。
 この判決を受けた1926年8月20日の夜、岩渕熊次郎の復讐は実行されます。
自宅から3km離れた、けいが住む岩井長松の家に向かう途中、まず、菅沢寅松の家に忍び込み、寝ていた寅松をこん棒で殴り殺します。
 次に、けいとの仲を邪魔した菅沼種雄宅を放火、この火事騒ぎに乗じて駐在所から短剣を盗みます。
そして、岩井長松の家に行き、短剣で長松と けいを斬り殺しました。
 その後、熊次郎が自宅に戻ったところを、張り込んでいた多古警察署の山越刑事と取っ組み合いとなり、短剣で山越刑事を突き殺し山中に逃げ込みました。
 直ぐに警察は大掛かりな山狩りを開始します。
しかし、岩渕熊次郎の行方は分かりません。
さらに、事件から3週間後の9月12日の夜、巡回していた警察官がたまたま熊次郎と遭遇し、取っ組み合いとなりましたが、熊次郎は手にしていた鎌で警察官をメッタ斬りして殺害しました。
 その後、42日間に及び熊次郎は逃亡しましたが、9月30日午前4時半、久賀村の先祖の墓前で自殺を図り、駆け付けた実兄に“警察の厄介にはならねぇ”と言い残し死亡、事件は終わりました。
事件発生から9月末までに動員された警察官は延べ3万6000人、青年団や消防団など2万人を超えていたと言うことです。
 新聞報道では、連日、凶悪な人間“鬼熊”と表現されていましたが、当時の“おい、こら警官”に対する反発もあり、地元の人で熊次郎を悪く言う人はおらず、むしろ42日間も逃亡できたことは、地元の人の助けによるものでした。

人生が狂い出す切っ掛けは色々です。






 岩渕熊次郎の家
















☆今日の壺々話








ついてない日に、ふと思い出す不幸



1.アラスカ沖でのタンカー事故で油まみれになったアザラシのリハビリには一頭あたり8万ドルの費用がかかった。2匹のアザラシがリハビリを終え、自然に帰ることになり盛大に祝賀式典が行われた。ボランティアや専門家の暖かい拍手に送られて海にかえされた2匹は、一分後、皆の目の前でシャチに食べられてしまった。


2.ニューヨークの大学で心理学過程に在籍する女子学生が、ルームメートに大工見習いの男性を選んだ。彼を侮辱し続けてその反応を見る、という実験をするためだ。いじめ続けること数週間、男はすっかり切れてしまい、彼女を手斧で何度も殴りつけ、彼女は重大な回復不能の脳障害を負った。


3.92年、ロサンジェルスにすむフランク・パーキンスは「旗竿の上に座り続ける」という世界新記録に挑戦した。400日間という世界記録にあと8時間足らないところで彼はインフルエンザにかかり、挑戦をあきらめた。旗竿から降りてみると、スポンサーは消えており、ガールフレンドも去っていて、アパートの電気と電話は料金未納で止まっていた。


4.ある主婦が自宅に帰って台所にはいると、夫が全身を狂ったように震わせているのを見つけた。何事かと見ると夫の腰のあたりから電気湯沸かし器にむかって、電線のような物がつながっているように見えた。感電事故だと思った彼女は、夫を電線から引き離そうと、夫を厚いまな板でうちすえた。夫は腕に2カ所の骨折を負った。夫は台所でウォークマンを聴いていたのだった。


5.ボンの動物愛護団体に所属する二人の男が、非人道的行為に抗議するため、フェンスを破って場に侵入した。二千匹もの豚がわれ先にと破られたフェンスの穴に殺到し、二人は下敷きになって死亡した。


6.イラクのテロリスト、カイ・ラナジェットは、手紙爆弾をつくって送る際、十分な額の切手を貼らなかったため、差出人へ返送されてしまった。爆弾だったことを忘れていた彼は開封してしまい、粉みじんになってしまった。


















  不幸な中の幸福



アメリカの刑務所の食事メニュー


(コネティカット州連邦女子刑務所:FCI・・・麻薬事犯が多いが、殺人・強盗など凶悪犯も収容されている)

●朝飯・・・パン3枚、ゆで卵2個、コーンフレーク取り放題。飲み物はドリンクバー。
ミルク、コーヒー、紅茶、フレッシュオレンジジュース、すべて飲み放題。

●昼食・・・ハンバーガー、チキンフィレサンド、タコスなどから、毎日一品が日替わり。
スープバーとサラダバーがあり、サラダは種類がとても豊富。ドレッシングも6種類。
そして、昨夜の夕食の残ったおかずが取り放題となって積まれている。

●夕食・・・フライドチキン、ハンバーグ、スパゲティなどから、毎日一品が日替わりで
出る。毎日曜日はロ−ストビーフ、あと、スープ&サラダバー。それに昼食の残り物。

この他に、備え付けの電子レンジを用いて、各自思い思いの料理を作ることができる。
(例えば中国人の囚人なら、炒飯、焼きそば、スープたっぷりの水餃子など)



















       不幸なこと



 警察署長のマイクの妻が誘拐されました。
マイクはテレビを通じて自分の妻が誘拐されたことを語りました。
そして、犯人からの要求を録音したテープをテレビで流しました。

「 24時間以内に身代金200万ドルと逃走用のヘリを用意してもらおう。」

ここで突然、雑音が入り聞き取れなくなりました。
 マイクは自ら四方をかけずり回って200万ドルの身代金を作り、また、テレビを通じて、警察幹部と国家にヘリの調達を涙ながらに懇願しました。
タイムリミットギリギリにすべてが揃い、犯人の手になんとか渡りました。
アメリカ中がマイクに同情し、その行動を讃えました。
 記者が署長に言いました。

「 よかったですね、署長。」
「 ああ、用意できなければ大変なことになっていた。」
「 犯人はなんと?」
「 もし、用意できなかったら、家内を返すと言ってきたんだ。」


















アヒル





 3人の女性が事故で昇天した。
天国に行くと、3人は門番のセントピーターから、
「 天国には一つだけ掟があります。
アヒルを踏んではいけない、ということです。」
と注意を受けて中に入った。

 案の定、いたる所にアヒルがいた。
とてもアヒルを踏まずには歩けないほどだった。
細心の注意を払いながらも、3人の一人がついうっかり一羽のアヒルを踏んでしまった。
 するとセントピーターが、彼女が今までに見たこともない醜い男を連れてやってきた。
彼はその男と女性を鎖に繋いでから理由を説明した。
「 アヒルを踏んだ罰として、この男と永遠に鎖に繋がれることになります。」

 翌日、2番目の女性も、アヒルを踏んでしまった。
するとセントピーターが、極め付きの醜男を連れてキッチリやってきた。
最初の女性と同じようにセントピーターは女性と男を鎖に繋いで、同じ説明をした。

 3番目の女性はこの顛末をつぶさに見ていたので、醜い男なんぞと一緒に鎖に括りつけられて永遠に過ごす羽目にならぬよう、足の運びには精一杯気をつけた。
 彼女が何とかアヒルを踏まずに数ヶ月が過ぎたころのある日、セントピーターが今までに出会ったこともないハンサムな男を引き連れてやってきた。
男は背が高く、長い睫毛をした、筋骨逞しく、細身だった。
セントピーターは何も言わずに二人を鎖に括りつけた。
 女性は怪訝な面持ちでつぶやいた。
「 私が貴方と一緒に鎖に括られるような、何か褒められるようなことをしたのかしら?」
それに男が答えた。
「 僕は君のことは何も知らないんだけど、ただアヒルを踏んじゃいました。」


















カエル





 ある日曜の午後。
緑色の大きなカエルに出会ったのは、私がいつものゴルフ場の第二ホールでプレーしている最中のことでした。
カエルはこんな風に鳴いていました。

「 ケロケロ、ナインアイアン。」

私は冗談気分でナインアイアンを選びました。
なんとその結果はバーディ!
 私はカエルを見つめました。
カエルはそしらぬ顔で“ケロケロ、ラッキー、ラッキー”と鳴き続けていました。
私は半信半疑でカエルを掌に乗せ、次のホールへ向かいました。

「 ケロケロ、スリーウッド。」 

なんとホールインワンでした。
その日、私は神懸かり的なスコアーで生涯最高のゴルフを楽しんだのです。


 二日後。
私は会社を無理矢理休んでラス・ヴェガスにいました。
もちろん、例のカエルもいっしょです。

「 ケロケロ、ルーレット。」

早速カエルの指示に従い私はルーレットのテーブルに座りました。

「 ケロケロ、クロの6。」

 私はカエルを信じて有り金全てをチップに変えると黒の6に賭けました。
結果は大当たり。
チップの山がテーブルの向こうから押し寄せてきました・・・。


 その晩。
私はラス・ヴェガスのホテルの一番高い部屋に泊まっていました。
私は神妙な面持ちでベッドの上に座っているカエルに頭を下げました。

「 ありがとう、何とお礼を言ったらいいものか...。」

すると,カエルはこう鳴いたのです。

「 ケロケロ、キス、キス。」

 勿論、いくらなんだってカエルとキスするなんて趣味はありません。
しかし相手は大恩ある不思議なカエルです。
私はひざまづいてカエルにキスをしました。
すると一瞬、眩しい光がカエルを包み込み、やがてカエルは美しい14歳の美少女に変身したのです!

・・・というわけで、あの少女がわたしの部屋にいたのです、裁判長。


















俺が不幸だった話




・幼小中高大院とずっと同じ学校で親友だった新郎が先日結婚式を上げた。
・新婦は俺が大学の時に告白してこっぴどく振った女。
・俺は振られてからずっと引きずっていた。
・新郎にスピーチを頼まれ、内心はともかくきちんとスピーチした。
・スピーチ内容は、小学校から新郎とやってるスポーツとか思い出話など。
・スピーチ終了して席に戻ろうとすると、新郎が待ったコール。
・新郎「僕やっぱり(俺)が好き!ごめん新婦ちゃん」
・一同( ゚д゚ )ポカーン
・新婦ファビョる。「やっぱり(俺)が新郎君を寝取ったのね、このホモ野郎!」などなど。
・招待客みんな俺をみる。こっち見んな。
・新郎新婦が、それぞれ喚く。
・俺血圧のあがりすぎで倒れ、入院行き
・ファビョった新婦が訴えるといきまいているらしい。
・新郎は病室に泊まり込んで看病しようとしたらしいがシャットアウトした。

友達や関係者から続々とワクワクメール、もしくは、ホモきもい絶縁宣言メールが届いてる。

















ちょっと危なかったこと



 去年の夏にお盆で帰省した時、新幹線で寝すぎて夜全然眠れなかったから、夜中1:00位ににコンビニ行った。
 エロ本でも買おうかなーと雑誌コーナー見てたら視線を感じる。
外のガラスから食い入るように見つめるおっさんがいる。
俺はビクッとしたけど、目を合わせたらまずいような気がして雑誌を立ち読みしてた。
 おっさんは汚れた白いTシャツをきていてだらしなく太っていた。
じーっと感じる視線にたまらなくなって、本を読むのをやめてジュース買ってレジに行くと、店員の男の人が気まずそうに、ちらちらその男を見ている。

「 なんかヤバそうですね。」
「 ですねえ・・・。」
「 店員さん一人なんですか?」
「 はい・・・。」
「 出るの怖いんで、暫く立ち読みしてていいですか?」
「 はい!ぜひ!」

 2時間程立ち読みして明るくなり始めると搬送のトラックが来て、それとともにそのおっさんは帰っていった。
トラックから荷物おろして来たおじさんが、

「 何あの人?
包丁もってたよ・・・・。」

手提げ袋に出刃包丁が入っていたそうだ。
俺は生きた心地がしなかった。












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8月19日(日)のつぶやき

2018-08-20 05:56:32 | _HOMEページ_



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